D  Wonderland Savior




ヴィジュアル系ロック・バンド“D”、前作から約2年ぶりのフルアルバムです。
今作のテーマはスチームパンク×アリスの世界。
シングル曲「HAPPY UNBIRTHDAY」、「MASTER KEY」を含む全14曲収録。
このタイプCにはボーナストラックとしてライヴ音源が3曲収録されています。


収録曲
1 Dream in Dream (Instrumental)
2 月影の自鳴琴
3 Wonderland Savior ~太陽と月の歯車~
4 Keep a secret ~帽子屋の憂鬱~
5 海王鯨島 亀毛海浜夢珠工場
6 フューシャピンクとフランボワーズの鍵盤
7 Egg Supremacism
8 HAPPY UNBIRTHDAY
9 シュレディンガーの夢遊猫とジャッカロープの杖
10 Psychedelic Horror Show
11 MASTER KEY
12 Underground Revolution ~反逆の旋律~
13 水たまりの空 ~ドードー飛行記~
14 七色革命
15 HAPPY UNBIRTHDAY (LIVE / WS TOUR “your voice” EDIT MIX) (ボーナストラック)
16 MASTER KEY (LIVE / WS TOUR “your voice” EDIT MIX) (ボーナストラック)
17 Wonderland Savior ~太陽と月の歯車~ (LIVE / WS TOUR “your voice” EDIT MIX) (ボーナストラック)


感想
ASAGIさん復活後、初のフルアルバム。
活動休止前のアルバム「KINGDAM」にて長年Dが描き続けたヴァンパイアストーリーが終焉を向かえ、次はどのようなコンセプトを打ち出してくるのだろう?とワクワクしていました。
このアルバムの発売が発表され「不思議の国のアリス」の世界観をコンセプトにしているとの情報を知ってから発表日が待ち遠しかったのを覚えています。

全楽曲不思議の国のアリスの世界観を
華やかに、時にダークに、そして可愛らしく、そして壮大に描かれています。

詩も幻想的な世界観で統一されていますが、現実を生きる私達に向けてのメッセージが沢山隠されています。

この非現実な世界観なのに、聴き終えたときに現実を生きるための勇気を与えてくれる。

ここまでコンセプチュアルな世界観を持つアルバムでそういった感覚にさせる作品とは出会った事がありません。

ハードな楽曲もありながら、Dの持つ優しさや愛を感じられる心温まるアルバムでもあります。

Dという音楽に触れられて良かった。

心からそう思える作品です。

現代の大事な何かを失いかけた音楽界で、このような心の籠った‘’アーティスト‘’による作品がちゃんと評価される時が来ることを願います。


満足度 94点

10代~20代へのオススメ度
★★★★☆

30代~50代へのオススメ度
★★★★☆

レア度
★☆☆☆☆





Laputa Spark Monkey




打ち込みと生の攻撃性を併せ持つ音楽性で活動を続けた名古屋出身の4人組Laputa。前作『誘~New Temptation~惑』では80年代ふうのカラフルな世界を展開したが、今回はこれまでの作品を総括するような幅広いサウンドを展開。ポップとアグレッシヴさが交錯するミニアルバム。

収録曲
1 太陽と蒼い月 ~2 Lovers~
2 Real world
3 “Body” Communication
4 Treat your Fuck
5 Freedom
6 Sparks Monkey

感想
「これ名盤っ‼」って言いたくなる程ではないけど全体的にそこそこ纏まりもあって捨て曲らしい捨て曲もないのでなかなか好きなミニアルバムです。
Laputaは時期によって音楽性が異なり、このミニアルバムではバンドサウンドにデジタル色(テクノ、インダストリアル)が少々といった感じです。

1曲目「太陽と蒼い月 ~2 Lovers~」は少々可愛いらしいシンセの音が入っていたり非常にメロディアスなのですが切なさと何処と無く漂うメロウ感なんかは中期のLaputaが好きな人のツボも押さえてると思うし

表題曲のSpark Misaryに至っては今までのLaputaにはなかったシャッフルテイストな楽曲。
どこか廃退的ながらも耽美な世界観を押し出していた彼らの中では珍しい「ロック」の在り方をしている楽曲です。

そういった意味ではやはり初期のLaputaを求める人には「ちょっと肌に合わない…」と思い敬遠してしまう人も多いのかもしれない。

しかし彼らならではの詫び錆びの効いたメロディセンスはこのアルバムでも健在なのです。

どの曲も聴いていて面白いし
何よりakiの独特で個性的なボーカルは聴いていて癖になります。

今記事を書いていたら頭の中でakiの歌声が鳴り響いて離れません(笑)

よしっ‼
Spark Monkeyでも聴こうかな。


満足度
78点

10代~20代へのオススメ度
★★☆☆☆

30~50代へのオススメ度
★★★★☆

レア度
★★☆☆☆






12012 XII

12012、活動休止前・ラストミニアルバム。 「無期限活動休止」発表をおこなった12012。 約12年の活動で、今回初の試みとして各メンバーが1曲ずつ作曲を行い、 全5曲収録となるこのミニアルバムが活動休止最後のリリースとなる。

収録曲
1 Vicious of absolution
2 Story of a different dimension
3 the red
4 alone
5 aqua

感想
前作の「THE SWAN」の流れでより本格的でハードなサウンドなのかと思いきや様々な時期の彼ららしさを感じる1枚になっています。

3曲目以外はシャウトは一切使われておらずメロディアスな歌メロを堪能出来ます。

どの曲もクオリティが高くて最高なんだけど特に4曲目のaloneは染みたなー。
寂しげで切ない曲なんだけどどこか優しさや温かさも漂っててね。

ラストのaquaの終わり方も大人っぽくて雰囲気たっぷりながらもエモーショナルで、この作品の余韻をしっかりと残してくれる存在。

ホントどの曲も素晴らしいのよ…

これで最後の作品とは思いたくないですね。
今後どんな作品を12012は生み出すのだろうかと期待してしまいます。

結成当時から良い楽曲をリリースしていたけどここまで進化するとは思っていなかった。

こういった本物が評価されてほしいものです…。。。

満足度
90点

10代~20代へのオススメ度
★★☆☆☆

30~50代へのオススメ度
★★★★☆

レア度
★★☆☆☆