「好きな曲をやれる教室だと

聞いたので・・」

みたいな感じで、

問い合わせをいただくことがある。

 

当初、「好きな曲だけ」というのは、

結婚式などのイベント目的で

ピアノを弾いてみたい人のために

想定していた売り文句で、

 

長く続ける意思がある人には、

「好きな曲だけ」を

想定していなかった。

 

別に、

大人の趣味だし、

勝手にしてもらったらいいけれど、

時々、不思議になる。

 

批判ではなく、

不思議な気持ち。

 

私は、子どもの頃、

学生の頃、

 

先生から曲を指定されるのが、

楽しみだった。

 

知らない曲と出会えたし、

 

先生から見て、

この曲が、私に似合うと

思ってくれたのかな?とか、

 

先生から見たら、

私は、このレベルか~と

思ったりした。

 

まぁ、子どもの頃から、

私の好きな作曲家は、

セルバンテスや、ヒナステラなどの

中南米系の人ばかりだったけれど、

 

 

なぜか、私は、

ピアノのレッスンで、

それらの曲を与えられることはなかった。

 

ナザレーすら、

与えられなかった。

 

だから、好きな曲は、

遊びピアノとして、

楽しみ・息抜き・趣味で

弾いていて、

 

レッスンでは、

先生から与えられる、

私の知らない曲との出会いを

楽しみにしていた。

 

私は、

お稽古ピアノと、趣味ピアノを

心の中で分けていたから、

そうなるのかな?

 

「趣味を習う」となると、

わけが違うのか?

 

私だったら、

先生から、

「好きな曲を選んで弾いてこい」と

言われたら、

 

知っているクラスメイトから、

結婚相手を

選ばないといけないくらいの

不満を感じる。

 

私が、生徒なら、

講師に対して、

これまで出会ったこともないような

もっといい相手を紹介してくれよって

思っちゃう。

 

なんか、わかりにくい

具体例だな。

 

あんまり、

自分の気持ちの伝え方が

わからない。

 

だから、いつも、

ひとりごとみたいになる。