先日、友人と倉敷に行った。

 

アイビースクエアと、

三井アウトレットに、

ストリートピアノが

置いてあった。

 

どちらのピアノも、

誰も弾いておらず、

近寄る人もおらず、

私も、遠巻きに眺めていた。

ピアノを。

 

可愛い装飾の

アップライトピアノ。

 

ペインティングなのか、

マスキングテープが

貼ってあるのか、

 

それすら判別がつかない距離で、

私は、ピアノを眺めていた。

 

「こりん星から舞い降りたような

ピアノだな」と

思った。

 

これは、批判でもないし、

誉め言葉でもない。

 

ただ、

「こりん星」が頭に浮かんで、

りんごももか姫

ゆうこりんが弾いたら

似合いそうだなと思った。

 

あくまりんには、

似合いそうもなく、

近寄れなかった。

 

あくまりんは、

黒光りしたピアノが

好きだよ。

 

帰ってから、

もう2日ほど経つのに、

 

「こりん星のピアノで、

演奏するなら、

どんな衣装で、

どんな曲目が似合うのか」

 

という

意味のないことを、

考え続けている。

 

倉敷には、

いがらしゆみこ美術館があるので、

「キャンディ・キャンディの歌」

とか、

似合いそうな気がしたけれど、

 

実は、私は、

キャンディキャンディが、

どんなストーリーか知らないし、

 

歌も、

「笑ってー笑ってー

笑ってキャンディ」の部分しか

知らない。

 

そして、キャンディなら、

食べるほうが好きだ。