大人になってからピアノを習った場合、

上手になる人と、上手にならない人がいる。

 

上達しない理由は、たった一つ。

「ピアノ、なめ腐ってますよね?」

 

理由は、それだけ。

 

「大人になったら基礎はしなくてもいい」

「好きな曲をどんどん弾いて上手になろう」

「基礎をやらせる先生は古い」

「基礎をやらせる先生は頭が固い」

「自由に」

「趣味なんだから」

「楽しく」

「大人は嫌なことをやっている暇なんてない」

 

こんなネットのチャラい情報を真に受けて、

楽ちんな情報に踊らされているバカは、

ピアノ教室に何年も通って、

何十万も支払っても、弾けるようにはならない。

ピアノをなめ腐っているバカだから。

 

「弾けたつもりの魔法」にはかかるよ。

ピアノ講師は、そういう魔法をかけるのが上手だからね。

でも、「弾けたつもり」でも、数か月後、魔法はとけて、

弾けていたつもりの曲が、何も弾けなくなってる。

 

「弾けたつもりマジック」。

これにかかる人は、教室のカモにかっていることにすら

気づかない。

 

一方、「基礎からちゃんとやりたいんです」という人。

こういうタイプは、上手になる。

レッスン料は無駄ではない。

着実に弾けるようになるし、

技術が安定すると、「弾けたつもり」でなく、

「本当に、弾ける」。

こういう人は、カモではない。

レッスン料を払っただけの技術を手にしているのだから。

 

「基礎なんて必要ない」

入会の時から、そう公言するバカもいる。

基礎がなくてもピアノが弾けると勘違いし、

ピアノをなめ腐っている奴は、

ピアノ教室のカモだ。

 

数か月後に溶けてしまう

「弾けたつもりマジック」という虚像に、

浮かれて、喜んでお金を支払う。