MAX COFFEE誕生日… | 横島 夢乃介の観測日誌!!

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マックスコーヒー(MAX COFFEE)とはコカ・コーライーストジャパンプロダクツが製造、利根コカ・コーラボトリング等が販売している缶コーヒーの商品名である。正式名称は「ジョージア・マックスコーヒー」。


~概説~


原料のうち乳成分に多量の練乳(コンデンスミルク)を使用しており、コーラとほぼ同量の糖分を含んでいる。原材料名の表記は「加糖練乳、砂糖、コーヒー」の順に記載されており(原材料は通常使用量が多い順に表記される)、栄養成分表示がなくとも飲む前からどれほど甘いかが想像できる。


製品100gあたりの糖質は9.8g(ペットボトル仕様の「マックスコーヒーX」は10.1g)でジョージアオリジナル(同7.7g)と比べて約1.3倍の量に相当し味が甘いことで知られる「UCCオリジナル(ミルク&コーヒー)」や「ポッカMコーヒー」、果てはジョージアシリーズで商品化されている「カフェオレ」(糖質はUCCオリジナル同様8.3g)や同シリーズの後発商品であり500mlペットボトル入り専用商品の「ジョージア ミルクコーヒー」(コーヒー入り清涼飲料規格。ただし脂質の差で100ml当たりのカロリーはミルクコーヒーの方が1kcal高い)や160ml缶の「ジョージア カフェクレム 塩キャラメルコーヒー」をも更に凌ぐ。このため他の缶コーヒーと比べると非常に甘みが濃厚で、カフェ・オ・レや既存のコーヒー牛乳にも近い味がするのが特徴。コーヒーの香りよりも濃厚なコンデンスミルクの香りが広がることから、「飲むキャラメル」と称する人も多い。また、パッケージも茶色のぎざぎざ模様が黄色の背景に映し出されるデザインが基本と非常に個性の強いデザインが採用されている。


その非常に個性的な味ゆえに熱烈なファンを生む一方、「非常に甘ったるい」として敬遠する人もおり好みがハッキリと分かれるコーヒー飲料である。ちなみに購買層は20~30歳代の若年層が最も多く、メタボリックシンドロームなどに代表される生活習慣病の懸念が出てくる40歳代以降の中高年層など年齢層が上がれば上がるほど敬遠される傾向にある。


販売地域が広まる前の製品は、現在よりもより一層味が甘かったと言われている。そのため、昔からのファンからは「味が薄まった」などといった声が多い。ただし公式サイトでは発売当初から味を変えていないことを強調しており、発売当初の甘さに対する強烈な印象ゆえの現象であることも否定できないため味の変化について真偽の程は定かではない。


かつては千葉県・茨城県・栃木県を中心とした地域で限定して販売されていた商品でこれらの地域を代表する缶コーヒーであったが近年は関東近郊を中心として販売地域が広がっており、2009年2月10日に販売エリアを全国へ展開することを発表。2月16日から正式に販売を開始した。


~販売地域~


コカ・コーライーストジャパンプロダクツの供給エリアである以下3社の自動販売機、スーパーマーケットの他、全国各地のコンビニなどで購入することができる。


利根コカ・コーラエリア


千葉県
茨城県
栃木県


東京コカ・コーラエリア(2006年7月より)


東京都


三国コカ・コーラエリア(2006年7月より)


埼玉県
群馬県
新潟県


コカ・コーラナショナルセールス(2006年7月より)

全国のコンビニエンスストア、スーパーマーケットといった全国チェーン店の一部店舗他


2006年7月から23区内をはじめ東京都内でも順次販売を開始した他(江戸川区などの城東地区ではそれ以前から売られていた)、三国コカ・コーラエリアである群馬県・埼玉県・新潟県でも販売が開始された。また全国規模の大口顧客を主に扱うコカ・コーラナショナルセールスが扱いを開始した為、店舗は限られるが南は九州から北は北海道まで全国各地での販売が始まり2009年2月16日からは正式に全国で発売されることとなった。

なお、通信販売などを利用すれば上記以外の地域でも購入できる。販売エリアの拡大については、略史を参照。


~略史~

マックスコーヒーX日本での飲料市場での缶コーヒーの伸張と製品開発を求めるボトラーに対して、米国コカ・コーラ本社はコーヒーを缶容器で飲む事自体が理解出来なかった事や自社の炭酸飲料との競合を恐れたため消極的であった。そのため当時有力ボトラーであった利根コカ・コーラが独自ブランドを立ち上げて発売したいきさつを持つ。


1975年6月16日 日本におけるコカ・コーラのボトラーの一社・利根コカ・コーラボトリングの関連会社である利根ソフトドリンク(現、イトシア)が、日本果実工業(山口県)にて委託製造開始。販売エリアは、茨城県・千葉県・埼玉県。


1978年9月6日 販売地域が栃木県に広がる。


1981年8月17日 ビン入りマックスコーヒー(製造は富士ボトリング)を発売。


1983年 利根コカ・コーラ茨城工場で自社製造開始。


1991年4月15日 発売元が利根コカ・コーラボトリングに移り、それに伴いコカ・コーラの全国ブランド「ジョージア」に組み込まれ「ジョージア・マックスコーヒー」となる。


2001年 利根コカ・コーラが製造部門をコカ・コーライーストジャパンプロダクツへ譲渡する。


2005年11月
デザインがリニューアルされる。
5種類の復刻バージョンが発売される。


2006年 繁華街を中心に東京都内での発売が始まる。また、鉄道駅・その周辺でも多く見られる。同年10月には缶デザインがリニューアルされ、ウェーブラインが復活した。11月には、千葉・栃木・茨城のコンビニエンスストアと一部の自動販売機では280mlペットボトル入りの「マックスコーヒーX」がホット専用商品として発売。


2007年
500mlペットボトル入りの「マックスコーヒーX」を5月に発売予定との告知が3月製造分の缶裏面に掲載される。


5月 上記告知の通り、500mlペットボトル入り「マックスコーヒーX」が千葉・茨城・栃木の自動販売機や一般の小売店にて販売される。

10月 北海道内の一部コンビニエンスストアで発売。遂に津軽海峡を越える。


2008年5月 愛知県・香川県・愛媛県・大分県・宮崎県のコンビニ等で流通を確認。瀬戸内海と関門海峡も越えた。
4~7月 千葉ロッテマリーンズ応援缶(250g)を自販機、マリンスタジアムの売店等で発売。


2009年2月16日 全国発売を開始。


~ジョージア・マックスコーヒーになった経緯~


1975年、日々需要が増す缶コーヒー市場に参入したい意向であった利根コカ・コーラボトリングは日本コカ・コーラに今後缶コーヒーの発売の意思があるところを問うたところ否定的な返事を得た。これが契機となり子会社である利根ソフトドリンクを通じてマックスコーヒーを開発、販売に踏み切った。ところが実際は否定的な回答をした裏で、日本コカ・コーラと北九州コカ・コーラボトリング(現・コカ・コーラウエスト)は新たな缶コーヒーブランドであるジョージアを開発しており急遽発表・発売するに至った。利根コカ・コーラボトリング及び利根ソフトドリンクは既にマックスコーヒーを発売しており、その全てをジョージアに切り替えるのは事実上不可能であった。そのため千葉県・茨城県ではマックスコーヒー、栃木県ではジョージアを扱うという奇妙な状態が1978年まで続くこととなった。全地域での発売後はマックスコーヒーとジョージアが併売される状態が続き1990年の売上実数でジョージア460万ケース、マックスコーヒー430万ケースとほぼ拮抗する状態にまでなっていた。ジョージアは全品種の合計値なのでいかにマックスコーヒーが売れていたかがよくわかる数値である。


ここで長年燻っていた問題が浮上する。日本コカ・コーラとの基本契約の中には「コカ・コーラのマーク、車、自動販売機ではコカ・コーラ認定の商品しか扱ってはならない」の一項があり、子会社からの発売という抜け道が黙認されていたといえこれがプライベートブランドを販売するボトラーにとって契約更新における懸案事項となっていた。利根コカ・コーラボトリングも例外ではなく、むしろマックスコーヒーの他にドクターペッパーでも大きな売上をあげていたので日本コカ・コーラから契約違反でボトラーの権利を失効されても文句を言えない状態であった。


1990年9月、茂木克己社長(当時)の判断でこの問題の解決に乗り出した。契約と抵触している部分があることは認めながらも、15年間の販売実績を評価してほしいと願い出たのである。そして協議の末、1991年4月15日にマックスコーヒーの印象を一部残した「ジョージア・マックスコーヒー」という「新製品」として発売することとなった。この変更により年度当初の売上はふるわなかったが、最終的に前年比増を達成する。さらにマックスコーヒーがジョージアの1ブランドとなったことで、コカ・コーラボトラー単独としての利根コカ・コーラボトリングの売上は全国17ボトラー中5位に上昇した(連結対象であったがマックスコーヒーの売上は利根ソフトドリンクの売上に計上されたため)。現在では利根エリア以外にもその勢力を拡大し、看板ブランドと呼ぶべき製品にまで成長した。


~マックスコーヒーと常総~

『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』ではヤマクラさんなる人物が無人島にマックスコーヒーを持ってきた設定になっており、これに対して主人公がヤマクラさんを千葉県の人であると断定しているシーンがある。マックスコーヒーの販売エリアを考慮するとヤマクラさんは茨城県の人である可能性は捨てきれないのだが、この可能性に関しては一切考慮されていない。このシーンは、千葉県における「マックスコーヒー=千葉県」という非常に強いイメージを反映したシーンであると言える。また、TBSドラマ『タイガー&ドラゴン』でどん太に扮する阿部サダヲのセリフのなかに「甘いよマックスコーヒー」があった。逆に茨城県でも「マックスコーヒー=茨城県」という概念が存在し、漫画『卓球Dash!!』では茨城県民である主人公の好物がマックスコーヒーという設定である (下記リンク「マックスコーヒー物語(イバラキング)」も参照)。


…16日は、MAX COFFEEの誕生日でした。MAX COFFEEの公式サイト(http://www.georgia.jp/max/ )というものがありますが…。


どうやら、また新たなるMAX COFFEEが出るみたい…。WWW