おうち時間にドラマはいかがでしょうか。
あくまでも(・(ェ)・)のドラマ紹介です。
作品を彩る主題歌や音楽とともに紹介していきます。
夏ドラマ『何曜日に生まれたの』レビューです。
多少サスペンス要素ありです、ご注意を。
脚本 野島伸司さん。
コロナ後セカイのようで、ちょいちょいその話題が出てきます。
コモリビト・一日中ゲームで10年引きこもりの主人公 黒目すい(飯豊まりえさん)。
高校時代にサッカー部エースで友人 雨宮純平(YUさん)のバイク事故により、大事な試合前だったことから同乗していたマネージャー すいは周囲から心無い非難をされトラウマとなったのが原因です。
飯豊まりえさんの素晴らしい表情がしっかり捉えられている作品だと感じました
すいの父で売れない漫画家 黒目丈治(陣内孝則さん)は、シングルマザー編集長 来栖久美(シシド・カフカさん)にこっぴどくダメ出しされてます。
来栖は丈治に、顔出しNGベストセラーラノベ作家 公文竜炎(溝端淳平さん)とコラボしてみないかと提案。
公文はすいのことを主人公モデルとして書くと宣言。
理屈っぽく完璧主義で徹底的に分析し調べ上げる公文は、黒目家にやって来てすいの部屋にまで入っていきます
盗聴までやります
公文が書きたいイメージは、すいを主人公とした鮮烈ピュアピュアラブストーリー。
すいにメイクさせおしゃれさせ外へ連れ出し高校同窓会出席させ、そこで誰かと恋愛させようと企みます。
大人になった元同級生たち
(井上祐貴さん
濱正悟さん
若月佑美さん他)
はそれぞれ仕事に就いたり結婚したり、学生時代とはまた違った人間関係となっています。
コミュ障で過呼吸になりながらすいは
「何曜日に生まれたの」
と誰かに聞くことができるでしょうか・・・
公文と丈治はすいの言動をなぞるようにしてコラボラブストーリーを作っていきます。
漫画絵コンテが垣間見えます。
設定がファンタジーではないのだけれどファンタジックな雰囲気漂うラブストーリー
暗いと見せかけて、案外明るいドラマ
と見せかけて、最終章で野島伸司さんらしい展開が待ち受けていましたよ
気になる人物多数。
公文と同棲ではなく同居してる、久美の妹でフリーカメラマン 来栖芽衣(早見あかりさん)。
元気はつらつとした女性。
すいの元同級生 橋爪リリ子(片山友希さん)の存在感
素敵な眼鏡。
公文と映えるパフェ食べながらの言葉、そして食べ終わった後言い放つ言葉に、ギクリとします。
謎のオレンジ髪女子(白石聖さん)。
もしこうだったらそしたら私生まれてないか、と言うすいに、父親が言う言葉に感涙してしまいました名言です
主題歌はTHE HOLLIESさん『Bus Stop』
野島伸司さんドラマといえば主題歌・良曲の海外懐メロ、今回も良いです。
エンディング映像はバス停前
土砂降りの雨の中、傘もささず真っ青なワンピースで走り回り叫びベンチで丸くなるすい。
チェックの傘をもつ謎の人物がすいに近付き、回を重ねるたび少しずつ距離が縮まっていきます。
するとここまでは実は動画で、最後にリモコンで画面を消すすいで終わり毎回すいの表情、動作が変化していきます。
第1話 ソファで尖った無表情
第2話 ソファで欠伸と伸び
第3話 ソファからおりる
第4話〜 後方へ歩いて行っている
といった具合です。
意味深なエンディング映像が物語の展開を象徴しているのか、傘をもつ人物は誰なのか、目が離せません