映画『罪の声』AmazonPrimeで鑑賞いたしました。
ミステリーです、ご注意を。
グリコ森永事件がモチーフの映画ですね。
映画ではギン萬事件となっています。
大阪のあの有名なグリコの看板が映画ではギンガの看板に
衝撃映像です
クラマテングという犯人がお菓子会社ギンガ社長を誘拐し身代金を要求、結局身代金手に入れられず社長は開放されます。
次にクラマテングはギンガと、別のお菓子会社萬堂の2社を標的に客を人質にとり、どこかで毒を入れて無差別に殺すと脅迫します。
犯人クラマテングと思われるキツネ目の男は逮捕されないまま時効を迎えます。
こうして未解決となったギン萬事件、犯人は一円も、一人の命も奪っていませんが、マスコミに挑戦状を送りつける劇場型犯罪として強く人々の記憶に残ったのです。
京都。
父の跡を継いでその息子・曽根俊也(星野源さん)はテーラーを営んでいます。
こんなテーラー本当にいそう、ありそうと思うくらい板についてます。
京都弁の星野源さん、妻(市川実日子さん)や幼い娘との触れ合いがいいです
ひょんなことから古びたカセットテープが自宅から見つかり何だろうと俊也がラジカセで再生してみたところ、録音内容はとんでもないものでした
それは子どもの頃の自分自身がギン萬事件のお金の受け渡し場所を言っている声。
ノイズ入った機械的に読み上げているような子どもの声、かわいいのにこわいぞっとします
これは一体どういうことなのか
自分は事件に関わっていたのか
俊也は自分なりに真相を探り始めます。
一方、マスコミ新聞記者である阿久津英士(小栗旬さん)も記事のためギン萬事件の真相を探っています。
眼光鋭く調べる役が似合う小栗旬さんです。
阿久津は基本標準語で英語も話せて、たまに出る関西弁がいいですね
関西弁上司の松重豊さんや古舘寛治さん、豪快で勢いあるマスコミです。
阿久津は子どもの声が3人分使われていることを分析、犯人グループには3人の子どもがいたのではと推理します。
俊也、阿久津共に色んな人に話を聞いてまわる地道なやり方で徐々に真相に近付いていきます・・・
現実の未解決事件ミステリーを解く映画。
映画から推察される犯人の動機と真相には驚きます
しかし現実の事件と照らし合わせても腑に落ちるものでした。
知らず知らず子どもたちが事件に巻き込まれてしまった残酷さ、後から知ってしまうことの残酷さが克明に描かれています。
俊也と阿久津二人で車を降りて橋の架かる海を眺め、缶コーヒーを飲みながら深く話すシーンがぐっときました
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エンディングのUruさんの歌声でまたぐっときます
Uruさん
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