事件事故描写ありで多少血をみます、ご注意を。
2019年連続ドラマ第1シリーズから始まり、2020年に第2シリーズ、そしてスペシャルドラマへと続いています。
ミステリー要素、ホーム要素、リアルな問題がふんだんに盛り込まれそれでいて各々が繋がり合っているというような素晴らしい名作ドラマです
映像の質感もそうですが、映画のように丁寧に撮られたドラマだと思います。
家族、結婚、仕事、妊娠、出産、育児…
人生は進み、岐路その時に出てくる問題や人間同士の葛藤をリアリティをもって痛いほどに描き出しています。
主人公の法医学医師・朝顔(上野樹里さん)は事件事故時に解剖を行い、なぜその人は亡くなってしまったのかをつきとめます。
上野樹里さんの優しい雰囲気だけれどもテキパキ仕事をしている姿がステキです
上司の茶子(山口智子さん)はいつも明るく豪快、元気づけてくれるムードメーカーでイイ感じです
同居している刑事の父(時任三郎さん)と、同じく刑事で恋人・桑原(風間俊介さん)も朝顔と連携して事件事故を調べていきます。
毎回明らかになる事件事故のまさかの真実
ここはサスペンスミステリーです
という忙しい仕事をそれぞれが持ちながら、家庭では料理、洗濯、掃除とリアルな家事のバタバタ感の中で台詞が飛び交い、協力し合って生活している様子がしっかりと描かれます。
美味しそうなご飯いっぱい出てきます
東日本大震災で母(石田ひかりさん)は行方不明になっており朝顔と父は長年安否を探っていて、それが第一の大きな軸となっています。
大事な人が生きているのか亡くなっているのかもわからない苦しみを感じとりました。
第二の大きな軸は、家族です。
朝顔と桑原が結婚するとなった時、父と同居を続けるのかどうか。
娘・つぐみが生まれかわいい子どもの成長、子育てと仕事との葛藤。
父はやがて認知症になり・・・
連続ドラマでは以上のようなところでしたが、スペシャルドラマ『監察医朝顔2022』では年数がさらに進んでいました。
朝顔に第二子さとみが生まれ第一子つぐみとのきょうだい衝突、また朝顔と同じようにきょうだい子育てに悩んでいた女性の事故か自殺かわからない解剖を通し、今回はきょうだい子育ての大変さの問題に切り込んでいましたね。
子どもの気持ち、親の気持ち、どちらもつらそうでした。
さらに、認知症がすすむ親を施設に入れるかどうかの問題も取り上げられています・・・
子どもたちの泣きの演技と、
朝顔が生まれた時の名付けエピソードが泣きどころでした
しかしそんなシリアスの中、山口智子さんの明るさ、
娘のつぐみがディズニーランドにどうしても行きたいとパパに言うくだり、中の人(ディズニーランド大好き風間俊介さん)に言っているかのようでほっこりしましたよ
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主題歌、シンプルにシンガーソングライター折坂悠太さんの歌声が心に響いてドラマの雰囲気にも合っていてすんごく良いです
サビが残って頭の中でぐるぐる再生されます