『エア・ロック』 サバイバル映画としては並以下! | 悪食のシネ満漢全席

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ろくに情報知らぬまま、当たり屋みたいに突撃して、 しょーもない感想を言い合って、備忘録代わりに残します。 かなりの無責任、言いたい放題、無礼千万をお許し下さい。

悪食 50点
今年 76本目

監督 クラウディオ・ファエ
脚本 アンディ・メイソン
出演 ソフィー・マッキントッシュ
   ウィル・アッテンボロー
   ジェレミアス・アムーアジェド
   マヌエル・パシフィック
   グレース・ネトル
   コルム・ミーニー

海に墜落した飛行機の中でのサバイバルスリラー。
渋谷ヒューマントラストシネマへ。

鑑賞結果、バードストライクで飛行機はあっさり堕ちるが海の中ではエア・ロック状態で助かるがという普通のサバイバル物。

ここからネタバレ満載でいきますからご注意を⁉️



市長の娘のエヴァ(ソフィー・マッキントッシュ)は、ボイフレンドのジェド(ジェレミアス・アムーア)とジェドの親友のカイル(ウィル・アッテンボロー)の3人でメキシコのリゾート・サボにバカンスに出掛けようとしていたが、エヴァの嫌な予感がするからという願いでボディガードのブランドン(コルム・ミーニー)が一緒に行くことになった。


ところが飛行機はバードストライクに遭い、呆気なく海に墜落。パイロットやクルー、乗客はほとんどが死亡し、エヴァとジェド、カイルにボディガードのブランドン、機内乗務員のダニーロ(マヌエル・パシフィック)と孫娘と祖母の7人だけが生き残った。


ブランドンは乗客が使っていたという酸素ボンベを取りに水没していた前部に行ったのだが、破損した箇所からサメが入り込んでいてあっさりと喰われてしまう。
ブランドンの言い付け通り、救助を待っていると救助のダイバーが2人やってきた。喜んだのも束の間、ダイバーは2人ともサメの餌食となってしまった。


そして飛行機は海溝に滑り落ちそうになる。
このまま手をこまねいていると助からないと感じた彼等は機内に残された使えるものを探していたが、その時にジェドがサメに足を喰われて死んでしまう。


彼等は意を決してダイバーが残していった酸素ボンベを使っての脱出に全てを賭けることにした。


サメは泡が苦手という孫娘の話で救命胴衣の泡を利用。
しかし逃げる最中にカイルはサメの餌食になった。祖母は足手纏いになるからと孫娘をエヴァに任せて自ら機内に残った。


ダニーロと孫娘はなんとか機内から脱出して海面になんとか浮上した。
エヴァも続こうとしているところにサメが現れた。なんとかサメを交わして逃げようとした時に飛行機は海溝へ滑り落ち始めたのだ。


エヴァはその窮地を切り抜けて海上に向かうが途中で息が切れて気を失ってしまった。しかし救命胴衣のおかげで海上に出ることができた。そこで息を吹き返したのだ。
救助隊のヘリに救い出されたのは、3人だけだった。
エンド。

という何の変哲も無いサバイバル映画でした。
全てがあっさりしてるんですよ。
飛行機の落ち方にしても、サメに喰われるにしても、助かるにしても。
捻りがないというか、アイデアが足りないというか。
捜索隊も市長の娘だから大捜索隊になっていて、その結果娘は助かるなんてなんか釈然としません。親ガチャがモノ言ってるみたいで。

サメもあれだけの死体を一匹で喰ったらお腹いっぱいになって次から次へと襲わないと思うし。何なら血の匂いを嗅ぎつけてサメの群れみたいに集まってきて、そこからの脱出ならそれなりに面白かったかもしれませんが。
あっさりしたサバイバル映画です。
わざわざ劇場に足を運ぶ必要はないかと。