『ネクスト・ゴール・ウインズ』 つまらない実話 | 悪食のシネ満漢全席

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ろくに情報知らぬまま、当たり屋みたいに突撃して、 しょーもない感想を言い合って、備忘録代わりに残します。 かなりの無責任、言いたい放題、無礼千万をお許し下さい。

 

悪食 60点
今年 17本目

監督、脚本 タイカ・ワイティティ
脚本    イアン・モリス
出演    マイケル・ファスベンダー
      オスカー・ナイトリー
      カイマナ

世界最弱といわれたサモアのサッカーチーム。2001年にW杯史上最悪となる0対31という歴史的な敗戦もしているチームがW杯予選の1回戦で初勝利を挙げるという実話。

新宿武蔵野館へ。

鑑賞結果、実話だそうです。少し盛ってますと言いながら盛られてる感無し。
説得力が足りない。この程度でも映画になるんだ。


ここからネタバレ満載でいきますからご注意を⁉️



トーマス・ロンゲン(マイケル・ファスベンダー)は、一流チームで監督を務めていたが、敗戦が続く上に暴言が仇となってチームを解雇されることに。
トーマスには二つの選択肢が与えられた。
1. クビ
2. 米国領サモアのチーム監督になる
トーマスは嫌々ながらサモアのチーム監督になる道を選んだ。


サモアに渡り早速チームを見てみると、まるで素人の集まりのようなチームだった。


中には俊足を誇ったりとか、鋭いキックを持つ者もいたが、サッカーに直結するようなプレイではなく酷いものだった。


このチームを1ヶ月後のW杯予選で1ゴールを目指して欲しいというオーダーだった。
勝利ではなく1ゴール。サモアのチームは1ゴールも出来ずに国際試合の連敗記録を積み上げていた。
トーマスは基礎訓練に重点を絞り、練習に挑んだ。


しかしその基礎訓練にさへ、チームはまともについてこれない有様だった。


こんなチームで何をやれというのかと、トーマスはチーム監督を辞めると言い出したのだ。


サモアではレジェンドと言われたゴールキーパーが復帰することになったりして、監督を続けることに。
そしてW杯予選でなんと勝ってしまったのだ。
歴史的な大金星を上げた。


もちろん2戦目では負けてW杯に出場することは叶わなかったのだが。
そんなボロカスチームが1ゴールを目指して練習した結果、予選で1勝をあげた。
そんな実話を映画化したものではあるのだが、映画の冒頭に少し盛ってます。と言っている割には盛っているほどの盛り上がりはなく、実に淡々と見せているので実話らしいというか面白みに欠ける出来上がりで、なぜこんな話が映画化されるのか?と疑問に思うほどです。
南の島のボブスレーの映画の方が100倍面白い。
まあそのうち配信で観れるでしょうからその時でも暇つぶしにいいかも。
わざわざ劇場で観るほどではないかと。