『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』 これはないでしょ! | 悪食のシネ満漢全席

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ろくに情報知らぬまま、当たり屋みたいに突撃して、 しょーもない感想を言い合って、備忘録代わりに残します。 かなりの無責任、言いたい放題、無礼千万をお許し下さい。

 

悪食  75点

今年  43本目

 

監督  アンソニー・ルッソ

主演  ロバート・ダウニー・Jr

        クリス・ヘムズワース

        スカーレット・ヨハンソン

        ベネディクト・カンバーバッチ

        サミュエル・L・ジャクソン

         

マーベラスのアベンジャーズシリーズは出来が良過ぎるので観ないわけにはいかないですよねぇ。

 

鑑賞結果、2時間半ではまとまらないのは分かるけど、これは無いでしょ。

あまりにも中途半端。

 

ここからはネタバレ満載でいきますからご注意を‼️

 

6つのインフィニティー・ストーンを集めれば無限の力が手に入る。

これはドラゴンボールの話なんでしょうか?

ここからして笑います。

そしてその石を手に入れようとしているのは、サノスという宇宙人なのですが、目的が全宇宙の人口を半分にするという目的を持ってます。

理由は人口が増え過ぎて宇宙のバランスが崩れている為。

平和で豊かな宇宙に戻すには宇宙の人口を半分にするという極端だが確実な方法を強制的に行なっている。

何故、サノスがその考えに至ったかは彼の母星が人口爆発の為に滅んだから?

その辺りの説明はほぼされていないので、サノスの真意は解りません。

ただ、私利私欲でそうしている訳では無さそうな。

6つのインフィニティー・ストーンを集めると無限の力が手に入るというのもイマイチよく解りません。

ドラゴンボールのように集めるとドラゴンが現れ、願いを叶えてくれるというのなら解りやすいのですが、それじゃあ子供騙しでしょというなら説明が欲しいですよね。

 

またその石の二つが地球にあるというのも、ちょっと解せない。

何十億という惑星がある中で6つのうち2つが地球にある確率はさてどのくらいなのでしょうか?

 

とまあ、映画が始まってすぐにこれだけ突っ込みどころがあるのはアベンジャーズシリーズでは初です。

いつもは完璧なくらいの脚本で臨んでいるのに今回はどうしたことなのでしょうか?

話がデカ過ぎて手に余ったのでしょうか?

それとも次回作で全ての秘密を解き明かしていく映画にするつもりなのでしょうか?

実はマーベルシリーズの映画を全て観ていると少しだけ本作のバックボーンが解ります。

インフィニティー・ストーンは、実はマーベルシリーズの他の作品にも登場しているのです。

しかしそれを全て思い出すのは不可能ですよ。

観てない映画だってあるし、第一忘れてます。

ですから説明不足で解りません。

 

そしてサノスをはじめ手下達が異常に強いのですよ。

最強であるハルクでさへサノスには手も足も出ません。

しまいにはハルクが変身を拒否してしかまうほどサノスは強いのです。

どうみても勝ち目はないですねぇ。

 

ここからこの映画の面白いところは、マーベルシリーズのヒーロー達が我も我もと参加してくるところです。

今まで登場して来たヒーロー達はこぞって出て来ます。そして今回はガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)、ブラックパンサーとありとあらゆるヒーロー達が勢揃い。

どうせならスーパーマン、ワンダーガール、バットマン、フラッシュとDCの連中も借りてこないと勝負にはなりません。

話はそれましたが、そんなヒーロー達がこぞって出て来るのは上手いストーリー展開で違和感無く、またそれぞれの特徴を上手く説明しながら登場させるところなんかは、流石はアベンジャーズシリーズと唸らせてくれました。

この辺りはヒーローの安売り感は否めないもののウルトラ兄弟大集合みたいでオモチャ箱をひっくり返した面白さは存分に発揮されていました。

 

ストーリーとしてはインフィニティー・ストーンの一つを持っていたソー(クリス・ヘムズワース)が乗っていたアズカルド人の宇宙船が襲われるところから始まります。

神?であるソーとロキ(トム・ヒドルストン)は手も足も出せずに皆殺しにあいます。

半分は生かされるはずなのに刃向かうと皆殺しにあうようです。

ソーは死にかけているところを偶然、救難信号を受け取ったガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに助けられますが、ロキとかは本当に死んでしまってのでしょうか?

殺しても死なないロキですから次回作には平気な顔して登場も十分あり得ます。

 

サノスに復讐を誓ったソー(クリス・ヘムズワース)はロケットとグルートと共に壊されたハンマーの代わりの武器を調達しに出掛けます。

伝説の武器製造惑星はサノスによって破壊されていましたが、生き残りが居た為にソーは新たなる武器、斧を作ってもらいます。

 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのスター・ロード、ドラックス、ガモーラは地球に向かいます。

それには訳があり、ドラックスはサノスに母星を破壊され妻と子供を殺されていた為にサノスに対する復讐を果たす為。

そしてガモーラはサノスの娘として育てられ、サノスと共に他の星で殺戮を繰り返した過去があったが実は両親を殺され、母星の住民の半分を殺されてサノスを憎んでいた。

 

サノスの地球攻撃が始まると世界中に散っていたヒーロー達は集結します。

しかしサノス側は圧倒的に強く、ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)が持っていたインフィニティー・ストーンは呆気なく奪われてしまいます。

そうして次に狙われたのはヴィジョンがその生命の源でもあるインフィニティー・ストーン。

それも奪われサノスは全てのインフィニティー・ストーンを手に入れてしまった。

そしてサノスはその力を使った。

地球人は半分が消滅した。

その中にはスパイダーマン、ドクター・ストレンジ、ブラックパンサーなどもいた。

サノスによって地球の人口は半分にされ、ヒーロー達も半分は消滅した。

 

なんと⁉️ここで映画は終わってしまうのです。

えっ⁉️こんな終わり方?

いつものエンドタイトルで次回作に続くヒントがあるのかと思って観ていたらシールドの長官フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)も消えてしまう。

まあ、救難信号は送ったみたいだけど。一体誰に送ったのでしょう?

ジャスティスリーグに送ったのなら面白いんだけどね。

 

さて、次回作ではどう決着をつけてくれるのでしょうか?

楽しみです。