今月、僕のミニアルバム『おいで』より、「赤いエントツの家」のMVが公開されました。

今回は、この「赤いエントツの家」の曲紹介、レコーディングや映像化の舞台裏をお話ししたいと思います。
「赤いエントツの家」は名目ともに僕のソロ音源としてリリースされた第一弾の曲です。
(僕のファースト音源の一曲目なので)
歌の着想は「みんなの歌」に出てきそうな明るい曲を作ろう、という事から始まり、
徐々に形が成すにつれて「みんなで一緒に拳を上げようぜ!」という歌詞にもあるように、会場との一体感を作れる歌にもなりました。
実際にこの歌を歌っている時は、例の「みんなで一緒に拳を上げようぜ!」でお客様は拳を上げてくれますし、
この歌を知っている人の中には、歌い始める前のMCから拳を上げようと構えてくれる人もいて嬉しいです。
「みんなで一緒に拳を上げようぜ!」の後に、
「これでみんな同じだぜ」という歌詞を歌う時に、会場のお客様がみんな拳を上げている時は、まさに至福を感じる時間です。
MV中でもこの場面は、実際のライブの時のテンションと同じにしたいと思い、
大勢のたくまが拳を上げる、という色んな意味でギリギリな映像となりました。
MV撮影は「赤いエントツの家」という歌が持つ、生命力やパワーを活かすことを何よりも優先に進んでいきました。
最初に書いた台本通りに撮影が終わった後も、「台本通りに撮ったけれど、本当にこれで赤いエントツの家という歌は伝わるのだろうか?」という視点で見直して、
度重なる台本の修正や追加撮影が行われました。
公開日は11/1ですが、その2日前の10/30の夜まで追加撮影をするという、本当に最後の最後まで追い込みをしました。
その甲斐あってか、この作品を見て初めて「たくま」というミュージシャンを知る事となったり、興味を持つきっかけになってくれた方もいるようで、
公開からまだ1ヶ月経ちませんが、ご覧になった方から連絡を頂ける事が何度もありました。
特に嬉しいのは、「繰り返し見たくなる」と言って貰えた事です。
「赤いエントツ」という3分半の物語が、その人の心にしっかり刺さる事が出来たんだ、と思うと、MV制作やレコーディングの日々が報われたと思います。
レコーディングの時の事を振り返ると、基礎のアコースティックギターは「勢い!」という感じでライブ感ありきで録りました。
アレンジは「サイケに寄った時のビートルズの世界を行こう!マジカルミステリーツアーへ行こう!」というコンセプトを基に、
素直なアコースティックギターを基本のベースにしつつも、トレモロギターやディレイサウンド、ハーモニカや打楽器などをちらし寿司のように取り入れつつ、「赤いエントツの世界」を表現しました。
もしも映像としてこの曲を表現した時に、なんとなく「こうなるんじゃないかな?」とレコーディングの時に思っていた場面が、
優秀なスタッフの力を借りて目の前に広がっていき、こうしてMVとして形となった事は、表現者冥利に尽きます。
いろいろと書きましたが、ここまでの作品を一緒に作った撮影・小道具制作を担当してくれた「君らそんなんで委員会」と、編集担当をしてくれたSizukさんに感謝です。
そして、この「赤いエントツの家」というMVが羽ばたく瞬間を見届けて頂き、リピーターとしてご視聴を頂いている皆様。
本当にありがとうございます。
これからも僕らしく、面白く最高な制作活動を続けて行けたらと思います。
「赤いエントツの家」のMV視聴は下記リンクからとなります。
https://www.takumasolo.com
まだCDを聴いた事が無い方は、
この機会に作品を手に取って頂けたら幸いです。
僕の音楽が誰かの元気になれますように。
今後ともよろしくお願いします!
たくま