心晴ちゃん、うんちを少々嗜まれます。
詳しくはこちら…
うんちはとても貴重なものとでも思ってる節がある…
「えりこ!これ食べて元気になって下さいまし!」という心晴が恐怖でしかない笑
弱ったらまたうんちのお供えをやられるのでは…と
食糞は一定数の飼い主さんが悩まれる問題です。
大抵の場合は
うんちを急いで取り上げる。
犬を押し除けてうんち取り上げる。
犬がうんちをしそうになったら見張る。
こういう行動を飼い主さんが取る。
そうしてうんちを巡る骨肉の争いへと発展するのです。
飼い主は食べられないように急いで取り上げたい。
犬は何とか飼い主を出しぬいてうんちを食べたい。
飼い主もうんちが欲しい!!と犬に思わせてしまう笑
うんちの価値が爆上がりするのです。
本日限定2個!
入荷がわずか2個だけ!
みたいなプレミアムうんちになる笑
そうすると犬は
急いで食べる
飼い主が目を離した隙に食べる
飼い主の死角で食べる
飼い主が不在の時に食べる
という行動をとりやすくなります。
心晴がどういう経緯でうんちを食べるのかは不明です。ママだったし、赤ちゃん達の排泄物を綺麗にするのは当たり前でしょうし…そういう影響もあるのか?
よく分かりませんが…
私には心晴が食糞が出た原因はどうでもいいのです。
お願いだからやめて欲しい…
それだけ笑
私がしたのは
目の前でうんちをしたら褒めて心晴の好きなおやつをあげる。
それだけ。
食べられてもグッと堪えて片付け。
決して急いで取り上げたりしない。
幸い、心晴はちょっと大きめのおやつをあげると「これはゆっくり食べねば!」とクッションなどへ咥えて走っていってくれるので
うんちをする
↓
「心晴お利口だねぇ、おやつあげましょ」と褒める
ちょっと大きめのおやつをあげる
↓
心晴がうんちから目を離した隙にうんちを片付ける
↓
これをひたすら繰り返す事8ヶ月…
ようやくほぼほぼ食べなくなりました。
「えりこ、うんちしましたわ!!」とドヤ顔で報告に来てくれる事が増えて。
目を離した隙にうんちをやられる!というのも減りました。未遂は時々あるけど…「はっ!えりこ!!」と私が気がついたらうんちを食べるよりおやつをもらう選択を取ってくれるようになってます。
偉いです。
普段ぼやーっとしてますが、賢いです。
ベンジャミン ハート先生の研究チームが食糞の行動の研究をしてくださってます。
↓こんな本を書かれてるすごい先生です。
研究論文はオープンになってますので、気になる方はどうぞ。
食糞対策のサプリとか製品ってあるじゃなですか…
検索したらたくさん出てくる。
でも体感的に「なんか効いてる気がしない…」というか「まったく効かない気がする…」みたいな。
論文を読んで愕然としました。
海外での統計ですから、日本とは結果が違うのかもしれません…(多分、使う食糞対策の製品も違うだろうし)
ですが…
成功率0〜2%ですって…(飼い主さんがダメ!的な注意するのと並行だと成功率4%)
もう、これ誤差な範囲です。
誤差。
これ、以前読んでた時は「やっぱりねー」とさらりと読み流したんですが。
心晴と暮らしてて改めて読み返して震えました。
そ、そうやった低かったんや!と。
だってねぇ、これ使えば大丈夫🙆♀️的なもので楽したかったんですもん…
そして、論文の最後にはこう書かれてます。
「すぐに片付ける以外に解決策はない」と…
まぁ、そうはいってもこの研究の最後には、治療ガイドラインに沿った臨床試験が行われた訳ではないことや、強迫性障害の治療が厳密に行われたものではないこと、さらにはこれが実証的な研究ではないという注意書きがあります。食糞の背後に健康上の問題がないとは言い切れないので、実際には獣医さんへの相談は必要です。(なんらかの病気によって食糞が起こってることもあるので)
すぐに片付けるが一番ですが
犬達とうんちを巡って骨肉の争いを起こさない!!
が、ポイントだと思います。
実際、時間はかかりますし根気はいりますが結構な確率で食糞を改善できる方法を私は飼い主さんにお教えしてきてますので。
心晴ちゃんはちょっと違うパターン。
心晴ちゃんと暮らしてて「大きなおやつは咥えて走っていく」というのを知ったからこその方法でした。
もし、心晴ちゃんと同じくうんちを食べる子で
おやつを咥えて走って行く子がいらっしゃったらぜひ真似してみてね。
ではでは!
寝起きのあくびさんと…
1つのベッドにみっちりハマる親子の写真置いておきます。