昨日は生協ひろしま春の地区別総代会議へ
オブザーバー参加してきた
懐かしい再会や
普段は会えない人と話して交流することができるので
私にとっては毎回有意義な集まりなのだ
終了後は友人”きなこ”さんとランチする楽しみもある
初めて入ったお店の日替わりランチ
ささみカツ美味しかった
低気圧があって体調は悪かったんだけど
なんとか楽しい時間を過ごし帰路についた
そして・・・
駅前バス停での出来事
電車を降りて駅から出ると
バス通学の小学生が大勢いた
(あ、この時間に乗るの久しぶりだわ)
ベンチは空いていたので座った
新1年生が多くいてすごく賑やかだ
カワイイなぁ~
でもちょっとお行儀ができてないなぁ~
そう呑気に思っていたのも束の間
とってもやんちゃな新1年生の男の子が
全力疾走でバスロータリーへ飛び出したのだ
ぎょえ゛ーっ!!
会議とランチとおしゃべりで
想定内の疲れ方ではあるが
立ち上がって追いかける余裕はない
見かねた高学年の女の子が叫んで連れ戻す
私が乗るバスの右隣の番号のバスが来た
(さっきの子、大丈夫か)
周りを確認するとかなり後ろの方でうろちょろしている
ちょっとホッしてる間にそのバスは停まりドアが開いた
するとさっきの子 一目散に飛び乗った
周りの大きい子たちが驚いて
「そのバスでイイん?」
何やら確認しているようだ
するとその子はバスから降りてきた
そしてまたバス停と駅の間の広い歩道を
傘や水筒を振り回しながら走っている
隣のベンチに座っていたかなり高齢の女性が
その子が近づいた瞬間に座ったまま手を伸ばし捕まえる
「あんたぁ、何しに学校へ行きようるんなら!」
(ばあちゃん、あっぱれじゃ~!)
叱ってくれる大人がいない時代
貴重なお人じゃ
と感心している間にバスは走り去って行き
次に左隣の番号のバスが来て目の前の信号で停車
青になるとこっちへ曲がってロータリーに入ってくる
すると私の目の前にあのやんちゃ坊主が来て
またロータリーへ飛び出した
今度は私の番だ
「そこへ出ちゃダメバスが来るからこっちへ来なさい
」
思いっきり声を張り上げるなんて
いつぶりだろう
いや こんなことこれまでにあったかいな
その声に気づいた高学年女子がまた捕まえてくれた
咄嗟に立ち上げれない自分の体がもどかしかった
その後ヤツは広い歩道を全力疾走
速い速い 誰も付いて行けない
気づくと横断歩道を走って渡り斜め向かいのビルの下へ
そして信号が変わるとまた走って真向いへ
信号は守ってるんだけど
その行動に周囲の車やバスの運転手はかなり困惑
…していたと思う
(顔まで見えんけど慎重に動いてた)
それからまたダァーっと走って
バス乗り場まで戻ってきた
すると
私と同年代くらいの女性がやんちゃ坊主に近寄り
さとすように話しかけている
名前を呼んでいたので知り合いだと思った
ちょっと安心
そして次に私が乗るバスが見えた
するとまたやんちゃ坊主はバスに乗る位置に来て
ロータリーへ出ようとしている
ちょうど立ち上がろうとしていた時だったので
今度はわりと素早く(?)動けた
やんちゃ坊主の手を取って
「またバスが来るけぇね、出たらダメよ。手握っとこうね。」
ロータリーへ出ないよう
手をギュッと握りしめたらおとなしくなった
「どこのバス停で降りるん?」
「わからん」
はぁ
周りの子たちにも聞いてみた
「この子、どこで降りるか知ってる?」
みんな首を振る
もう一度本人に聞いてみた
「どこへ帰るん?」
「海の近く」
え…
海の近くへ行くのは直前に出たバスじゃんっ
唖然としている間にバスが停まり
ヤツは私の手を振り払って飛び乗った
私も帰らなきゃなので乗り込んだら
さっき近づいて話していた女性もすぐに来てヤツの傍に立った
知り合いだと思っていたので安心していると
名札を見て名前で呼んでいただけで初めて見る子だと言う
え゛ーっっ
バスはゆっくりと走り出した
彼女は私がヘルプマーク付けて
優先席に座っていることに気づいてくれたようで
「私が連れて降りて連絡します。」
1つめの停留所は駅のすぐ近く
そこでやんちゃ坊主の手を引いてバスを降りた
降りてすぐヤツの手を握ったまま
スマホを手にする姿が見えた
そばにいた子に聞くと
いつもは見ない子だと言う
「今日だけバスなのかも」とも言った
まぁそういう子もいるよね
ただ あの素早さと落ち着きの無さは…
知識にはあってもこれまで出会ったことがない
多動性の子?
ん~ 私自身が見た目ではわかってもらえない
高次脳機能障害だからヘルプマークをつけているワケで…
あの子にどんな事情があるのかはわからない
入学してまだ1ヶ月
しかもGWが開けたばかり
周りのノリに連れられて
バス通学の集団に紛れ込んでしまったのかも…とか
いろいろ考えながら帰った
もし あの女性がいなかったら
あの子がバスに乗る前に
多分 私がバス1本あきらめて
交番に連れて行って
保護者への連絡先はわからないだろうから
おまわりさんから学校へ電話してもらってたわ
ドキドキハラハラし過ぎて
私自身が精神的にしんどくなっちゃってて
自分の手に負えないのはわかってたから
駅のすぐ傍にある交番を頼ろうって思ってた
だって小学生以外にも
周りには多くの人が居たのに
おばあちゃんと 私と あの女性
3人以外の大人は
みんな見て見ぬふりをしたのだ
目の前で子どもがとても危険な行動を取っているのに…
もし事故が起きていたらと思うとゾッとする
そんなものは目にしたくない
目の前であろうと
テレビの画面であろうと
遠い外国のことであろうと
子どもの命は守らなきゃ…
帰宅してからもしばらくは
心臓のバクバクが落ち着かず
横になって動けなかった