そこまで
優しくしないで
映画『寅さん』
またまた
家族で観た
幼い時はたいして興味もなかったのに
年を取るにつれて
映画の中の
懐かしい風景が胸をうつ
そう言えば
私が可愛いかった頃
近所に
団子屋のおばちゃんみたいな人いた
いつからか
お世話好きなおいちゃんも
おばちゃんも居なくなった
主人公
寅さんはお人好し
だけど
とら屋のみんなも
お人好し
なぜこうも
善人ばかりが揃っているのか
山田洋次監督は
この世の汚さを知ってるはずなのに
映画の中の人々は
心が綺麗な人ばかりを
自然に描いている
そこが
切ない
とら屋のおいちゃんも
おばちゃんも
『馬鹿だね。寅は』と言うが
この人達もバカみたいに
お人好し
自分達は
寅ちゃんの事
クソミソ言うが
タコ社長や他人が寅ちゃんの悪口をいうと
半端なく怒る
『何もそこまで言うこたーない』と！
寅さんが
持ってくる騒動も
自然と優しく受け入れる
さくらの旦那さん
ひろし！
また
この人も人がいい
あんな出来損ないの義理の兄
だけど
何があっても笑顔で迎える
そして
さくらが寅さんの事を愚痴ると
『そんな事いうなよ。兄さんだって』と
言ってあげる
私も義理兄がいるが
とことん悪口を言うのに
自分がいかに悪人か
思い知らされる
さくらは
いつも暖かく兄を迎え
優しく語りかける
さくらが
私みたいに激怒してるのを
観たことがない
私も、、
さくらのように
穏やかな
芯の強い
女性になりたい！！
(//∇//)
でも
持って生まれた
気性
＼＼\٩(๑`^´๑)۶//／／
無理だ
(´⊙ω⊙`)
せめて
子供達だけでも
うん？
うちも寅さんと同じ
兄妹だ
でも
兄がさくらのような
穏やかな優しい
誰でも受け入れる人間
夫婦で
この子はどうして
こんな出来た人間なのか
いつも首を傾げる
それに比べて
妹は
おんな寅さん
出掛けたら風船のように
待てど暮らせど帰らない
口達者で
自分の事を
ヤンキーぽくみせる
そんな娘
兄に対して暴言をはく
無理だな
とてもじゃないが
娘はさくらにはなれない
まあ
仕方ないや
私の子供だもんな
寅さん
世知辛い世の中で
どうも
寅さんがいた頃の
美しい日本の風景はなくなったよ
さびしいね