ここにも差別か!? | HAYAの「奇跡は起きたのか、それともこれから起きるのか」

HAYAの「奇跡は起きたのか、それともこれから起きるのか」

2013(平成25)年の闘病を、思い出しながら記録することを基本としたい思います

「女子プロレスラー小畑千代―闘う女の戦後史」を読んだ。今年読んだ中で一番面白かった。上司に薦められ(半ば強制的に)読んだのであった。登場人物の多くを存じ上げなかったが、それでもすいすい読んでいくことができた。何より先が気になって仕方がなかった。電車を乗り過ごしそうになったことも度々あった。読んでいる最中に、インタビューで登場している方の訃報がニュースで流れ泣きそうになったことも・・・
この本が発売された当初に、ちょっとした話題になった。しかし岩波書店発行だからであろう、恐らくAmazonなどで目次だけを見て(本文を読みもせず)批判的なコメントをしている人たちを見かけた。私に言わせれば、確かに沖縄や韓国で興行を行ったとの記述はあるが、全編を通じて描かれているのは女性への差別との闘いだ。それが明るく痛快なのだ。読む価値のある本だ。
「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(新潮文庫)と同じくらい売れてもいいのでは? と思うが、そのような話を聞かないところをみると未だに女子プロレスラーへの偏見はなくなってはいないのかと訝ってしまう(それとも岩波書店の販売力か)。