見え方の変化(8) | HAYAの「奇跡は起きたのか、それともこれから起きるのか」

HAYAの「奇跡は起きたのか、それともこれから起きるのか」

2013(平成25)年の闘病を、思い出しながら記録することを基本としたい思います

このテーマではもう書くことはないと思っていた。なぜ“変化”なのか。良くなって欲しいというのが本心であるが、なかなかそうはいかない。良くなった気がしても冷静になってみれば、“慣れただけ”なのではないかと思ったからだ。
私のこの感覚を伝えることは難しい。なった者にしかわからないのではないか。また、半盲から回復途上にある人でもその症状はそれぞれのような気がする。

さて、では何故(8)を書こうとするのか。やはり少しずつ良くなっているのではないかと思えるようになったからだ。
摘出手術を受けた直後は完全に半盲で、その頃に比べれば少しは見える部分もあり多少良くなったと言える。その後は“明るくなったかな”くらいの変化であり、視野が拡がった感覚はなかった。
ところがここ一月くらいだろうか、一年くらい前に明るくなったかなぁと感じた部分がうっすらとというかぼんやりとというか見えるようになってきた。かなり濃い霧がかかったようとでも言おうか。まぁそれでも前進しているようで嬉しい。
外出するときの恐怖が薄らいでいるのを感じる。この感覚は、健常者にはわからないのだろうなと、視覚障害者が駅のフォームから落ちて亡くなった事故のニュースに触れたときにつくづく思ったことだ。