個室にいたときにはほとんど意識しなかったが、ここは脳卒中病棟であった。
患者同士の会話がないのは、男それも年配の者が多いせいもあろうが、会話の難しい方もいらっしゃった。相手の言っていることは理解しているが、話そうとすると言葉が出ないようだ。「うん」と「ううん」からリハビリをスタートさせていた。
トイレが出来ずベッドを汚してしまう方もいらっしゃった。臭いが充満してしまうので、食堂に避難する。本人も嫌なのだろう、食事を取ろうとしない。鼻から管を通して栄養を送ることになると説得され漸く少し食べたようだ。
リハビリ室に行かれない患者たちのために、リハビリの先生が病室に来ていた。