病院に戻った私は、6月に2回の塞栓術を受けている。確か2週おきであったように思う。血管への負担を考慮し左右の足を交互に使った。ナイダスは順調に小さくなっていったようであるが、四肢の脱力は一向に回復しなかった。
誕生日を病院で迎えた。家族がケーキを買って来てくれた。私の大好きなお店のものではあったが、やはり病院でいただくのは味気ない。
この頃はベッドでおとなしくしていると、自分が病人であることが信じられなかった。頭痛や吐き気があるわけでなく、熱もない。血圧も至って正常であった。午前は脚のリハビリでそれが終わるとシャワーを浴び、昼食。午後は腕のリハビリ。たまに昼寝をすることはあったが、寝たきりというのは術後だけだった。