テンプレで臨む:J.S.A. sake diploma | ちょっとジコチュー@上海

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#上海#カフェ#日本酒#J.S.A.sake diploma#中国ゴハン#散歩

2020/01/29:ブログ開設 ⇒ 2021/01:上海入り

こんにちは、akstan-k です

 

sake diploma の過去の傾向とか眺めてたら、テイスティングってある程度固定でいけんじゃね?って思いたったのをきっかけに色々まとめてたらそれなりの量になったんで、自分用の受験記録として載せようと思います

 
 
< は じ め に >
  • サンプリング対象が過去3年分しかないんでその範囲の分析です。来年は別の傾向となる可能性も大いにあるんで参考程度に
  • ここに記載するのはあくまでも sake diploma 対策としてのノウハウで、一般的なテイスティングとはまったく別物です
  • 焼酎についてはずぶの素人です
  • 生酛/山廃系はめんどくさいので山廃で統一して記載します
 
 
< 試 験 順 序 >
それではスタートにやり
実際の試験順序に沿って書いていきますね
 

0.色 : 会場入り ~ 試験開始前

テイスティング用語選択用紙、見たことない人のために載せときます
画像として持ってるのは勉強するときに拾ったやつでちょっと古い版、最新は確かメロンの後にマスカットが追加されてるハズ
 
<sake diploma テイスティング用語選択用紙>
 
お酒は開始までイヤってほど眺めてられます
暇だから[外観-色調]のチェック項目を決めちゃいましょう
 
 
同時に外観から判断できる範囲で予測を立てる(この時点では確度20%程度
  • 色が濃い ⇒ 山廃
  • うっすら色付き ⇒ 純米酒、純米吟醸酒
  • やたらと透明 ⇒ アル添

 

1.試験開始 : 所要時間[0分]

さて、試験開始です、時間は余るほどありますんで焦らずゆっくり参りましょ音符
 

2.回答用紙確認 : 所要時間[1分]

まず回答用紙をよく見ましょう
色んなヒントが隠されてるんでテイスティング前に以下を収集しときます

■マーク数をチェック

  • 全項目においてマーク数が指定されているので、例外があるかをチェック
  • 香の特徴のマーク数は基本8コだけど、10コとかのもある
  • 指定より多くマークしたらゼロ採点らしいドクロ

 

■後半の設問内容をチェック

テイスティング前に設問項目を見て予備知識を得ておく
だいたいこんな感じの設問なんで、回答数を把握しテイスティングの手間を省く
  • 山田錦を2つ答えよ
  • セルレニン耐性酵母を1つ答えよ
  • 醸造アルコール添加の酒を1つ答えよ

 

3.香 : 所要時間[2分]

いよいよ香をとりにいきます

まだマークはしないで以下を意識しておきましょう

  • 全ての香をサラッととって印象を記憶する
  • セルレニン耐性酵母はここで確定
  • 山廃・アル添・特定名称は色と香で確度70%、あとは味でその確認を
 

4.味 - ぽん酒分類 : 所要時間[4分]

日本酒の味をとって、以下ぽん酒分類チャートで分類

 

★上記に沿ってお酒を5つに分類★

  • 純米酒(山廃)
  • 純米酒(速譲)
  • 純米吟醸酒
  • アル添
  • セルレニン

 

★酒ディプロマ対策なんで以下は決め打ち★

  • 山廃 = 純米酒
  • セルレニン耐性酵母 = 吟醸造り
  • 生酒は出ない
  • 1分類で2つは出ない(e.g. アル添2つは出ない)
 

★特定名称酒の正解範囲★

ちなみに、特定名称酒の回答は正解範囲が広いので[ 純米酒、純米吟醸酒、吟醸酒 ]の3分類でOK
 
<正解とされる特定名称>
 
ポイントはぽん酒分類チャート
 ・ ②吟醸造り?
 ・ ③アル添?
特定名称はこの2つだけで決まります、簡単でしょ?

 

5.テンプレマーク : 所要時間[3分]

確定したぽん酒分類に沿って以下を一気にマーク

完全に作業なんで時間はかかりません

 

<テンプレマーク一覧>

 

こんなん主観なんだから悩んだってしゃーない、過去の傾向から確率の高いのを選ぶだけじゃん、っていうのが私の行きついた答え

意に沿わない方もいらっしゃるでしょう、そういう方はこれ以上読まない方がいいと思います(更に気分が悪くなるかとw

 

見ていただくとわかりますがこれだけ一気にマークしちゃうと私情をはさむ余地はほとんどありません、残りは貴方のお好みでどーぞブルーハート

 

ちなみに、香りの特徴の米と花系はこんなイメージです

 

 
 
 

6.味わい - その他 : 所要時間[4分]

    残りの味わい項目は会場で感じたままが一番いい思うけど、「出題者の感覚が理解できねーっ!」て方向けにテキトーな指標を載せときます、あくまでも参考程度に
     
     
    ★ 味わい項目の選択指標 ★

    ①味わい-第一印象

    これはボディとかアルコール度数と考えていい
    数字が小さい[弱い・軽い]、大きくなるに従い[強い・重い]
     
    そして迷ったら内に寄せる!
    • 1 or 2 で迷ったら → 2
    • 3 or 4 で迷ったら → 3

     

    ②味わい-甘み

    これも数字の大小通りだけど、迷っちゃったらこんな感じでいい

     

    ③味わい-酸味

    これも数字の大小が感覚の強弱になる
    アル添なら小さい方、純米酒(山廃)なら大きい方で

     

    ④味わい-苦み

    同上、実際は例外なんていくらでもあるけど試験対策だからシンプルでOK

     

    ⑤味わい-余韻

    第一印象と似たような感じで、迷ったら内に寄せる
    • 1 or 2 で迷ったら → 2
    • 3 or 4 で迷ったら → 3
     

    7.設問マーク : 所要時間[2分]

    さて、ここまでで主要部分は埋まりましたね
    ここに記載の経過時間だと14分、私も実際そんなもんでした
     
    あとは設問ですが、ここまできた段階でこの設問に対する回答はすべて整っているハズ、なんでここも完全に作業ですね
     
    ちなみに私は、完成した酒から米を当てるというのはムリ&ムダだと思ってます
    なので山田がどーだ五百がどーだとかの問いには、出題者の望む回答をマークしてあげればいいんでしょ?ってスタイル
     
    まともに考えるのもアホらしい&時間の無駄なんでこんな感じでおk
     
    <お米あてゲーム>
    設問の数に応じて上の感覚に近いのから選べばいいよ
    ちなみにこんなテキトーな感じでオレは山田2つあたったからそんなもんだよてへぺろ
     

    8.焼酎 : 所要時間[1分]

    いよいよ大詰め、焼酎です
    最初にお断りした通り、わたくし焼酎に関してはずぶの素人!
    なんでここで語れるような知識は全く持ち合わせておりませんし、配点的に勉強する気もありません
    正直テイスティングする気もありません!w
     
    で、、、どうすんの?
     答え ⇒ どっちも“米+常圧”!
     結果 ⇒ 半分正解♪
    これでいいとおもいました
     
    ちなみに2020年は焼酎2種類で
    ・麦+常圧
    ・米+減圧
    でした、以上!
     

    9.残り時間13分は見直し+飲み

    ここまでやったら17分経過で残13分
    ふーっと一息ついてゆっくり見直しでも始めましょほっこり
     
    見直すポイントは以下かと
    • なんか冒頭にある同意します”的なマーク
    • 各項目のマーク数
    これしかないな・・・
     
    同意します”的なマークは事前情報なかったし記憶もあいまいだけど、なんか試験開始前に「必ずマークしてください」って言ってたから素直に従うこと、マークシート用紙の一番上にあった
     
    ●マーク数は間違うと致命傷になる可能性あるからしっかり見直すこと、過不足なきように
     
    結局10分以上残っちゃったから試験の酒飲んでたら、焼酎以外なくなってしまいましたイヒ
     
     
    以上で試験終了です、お疲れ様でした
     
     
     
     
     
    < おわりに、おまけ雑学 >

    1.今年はコロナの影響かなんかで以下変更点があった

    • 吐き出し禁止(スピトゥーン無し)
    • 論述 ⇒ テイスティングの順序
    スピトゥーン無しは本気キツい人とかいたかもね
    そんなわけで飲む前に書くって順番になってました、来年はどうなってるかな
     

    2.見直しについて

    試験の見直し時間でテイスティングしなおしてファーストインプレッションを変更するのは得策ではないぞ!
    自分の感覚に自信をもって、マークミス以外は変更なんてするな!(偉そう
     
    ※マークシートの場合そもそも消しゴムで消すという行為にリスクが伴う
     

    3.出題酒について

    前提条件として一般的なお酒しか出ないって考え方は持っといた方がいいかとおもう
     
    例えば、生酛として新政が出るか?
    答えは明確にNoだよね
     
    だって全会場で用意できるわけないし、温度管理だってめんどくさいし、何より蔵元が話漏らしそうだしw
     
    ということで試験に選択されるお酒は“大手の一般的かつ標準的なモノ”という認識でOKです
     

    4.アル添の見極めについて

    あちこちでコツとか書かれてるからココでは書きません
    ただひとつ、上でも述べたように試験に出るようなお酒は世間に出回っているような非常に典型的なアル添酒です
     
    私も気合の入った地酒屋さんで売ってるようなすげーレベルの高いアル添酒だったら外すかもしれませんが、試験に出るようなアル添なら外す気がしません
     
    練習するならその辺のスーパーとかDSで売ってるようなやつでやってみてください (e.g. 八海山、久保田、出羽桜
    慣れれば色と香の段階でだいたい予想たてて味で答え合わせって感じでイケます
     

    5.論述試験について

    慣れとかもあるでしょーけど、フツーに大学で論文書いてた人ならまったくもって問題ないレベルです
    私の考えたポイントは2つ
    • 設問に対しなんらかのワードを引き出し、そこから話を展開する
    • 回答用紙をフルで埋める
    なぜこう思うか?それは過去の出題傾向から、たぶんこの試験は知識を問うているんじゃない、と感じたから
    サービス現場での客とのトークを想定して、どこまで会話を広げられるか、のサーブスキルを見ているんじゃないかとおもた
     
    ちなみに2020年のテーマは
    1. 奈良県について
    2. 球磨焼酎とあう料理
    みたいな感じだった、ナニコレ?だよねえー?
    でもだいじょうぶ!知識量を問うクイズじゃなくて如何に語れるか、だから、わずかに思いついたことから自分の得意分野へと話を展開させていけばいい
     
    実際に私の思いついたのはこれくらい
    1. 奈良県 : 菩提酛、日本酒発祥の地
    2. 球磨焼酎 : 熊本県、GI
    ぶっちゃけこれだけ揃えば回答用紙埋めるには十分

    奈良なら歴史から菩提酛につなげて、濃醇な味わい⇒近年はすっきりへと変化している、とかいけばいい

    球磨焼酎なら熊本県をベースに、震災と豪雨被害からGIを活かしたインバウンド需要で復興に期待、とかいけばいい

     

    こんなん論述というよりフリートークだと思った方がいい、思いついたことを一気に書いちゃえば時間は有り余る
     

    6.1次試験の難易度について

    仕事柄いろんな資格とってるけど、sake diploma の1次試験は超簡単な部類です
    感覚的にはベンダー試験のエントリークラス(履歴書に書かない方がいいレベル)と同等程度、偏差値で言ったら40くらいかな(あくまでも1次試験のみの話ね)
     
    私は勉強期間1月弱でしたがそれだけあれば十分、不安な人は2回受験にしてまず1回さっさと受けるといいかと、ネットで情報収集するより肌で感じたほうが手っ取り早い
     
     
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    私がまとめたことはこれくらいかな

    大した量じゃないけどこの試験自体こんなもんでいいと思ってる
     
    もし例外(e.g.貴醸酒、山廃大吟醸とか)が出たらそん時は気づくはずだし、そしたらそれなりの回答すればいいって気楽に考えてたけど例外なかったね
     
    まだまだ始まったばかりの資格だから今後どういう方向へ向かうのかはわからない、ここにあげるのは2020年時点で私はこんな感じで臨んだよって記録となります
     
    願わくばこの情報がまったく役に立たないような試験とならんことを
     
     

    akstan-k 拝