🔴三門綾と港家柳一の夜の勉強会・演目紹介🔴
三門綾さんと港家柳一さんから演目の紹介を頂きました
8月10日(木)18時半開場19時開演木馬亭開催です
ぜひ応援してあげてください
予約➡︎090-2402-5242(留守電の場合有・フルネームをお伝え下さい)
(主催者記す)

🌸三門綾(曲師広沢美舟)
🌼鳥追い恋慕笠
 私が1番最初に習ったネタです。
「三門博」ではなく「御門博」の頃のネタです。
主人公の鎌太郎が、旅の途中で追いかけてきた女性とバッタリ会って、、と物語が始まります。色恋が話の中心なので、とあるお客様に「あなたが歳をとってからじゃ出来ない話だね」と言われた事もあります。
短い話ですので、テンポが非常によく話がどんどん進みます。
入門してはじめの頃、私の不出来さに師匠が困っていたのを思い出します。さあ入門して四年過ぎました。あの頃よりは少しはマシになったのでしょうか。
どうぞお聞きくださいませ。

🌼土屋主税
前回の夜の勉強会でも演らせて頂きましたが、今回はブラッシュアップしたところをお聞き頂ければと思います。
忠臣蔵外伝のお話です。
いつもは鈴木啓之(大師匠・三門博のペンネーム)作のお話をやらせて頂くことが多いのですが、このお話は近松寛・作です。師匠が修行時代に近松師匠ご本人から頂いたお話と伺いました。
殿中刃傷から数日経ち、吉良上野介の全快祝いに土屋主税も参加して、、と冒頭から目が離せません。松の廊下の場面もございます。
私が思う一番の見せ場は物語の最後、土屋が浅野内匠頭の心情を皆に説くところだと思っております。最近ではテレビであまり放送しなくなった忠臣蔵ですが、しっかりと表現したいと思っております。
私の中で一番最新のネタです。

場所は浅草木馬亭です。私を、柳一さんを、ぜひお引立て下さいませ。
何卒宜しくお願い申し上げます。

🌸港家柳一(曲師沢村理緒)
🌼肉付きの面
肉付の面はショートバージョンを木馬亭でかけていましたが、フルは広小路亭でかけて以来なので、2年くらい経ちましょうか。
江戸で一番の面打ちでありながら、いつも酒ばかり飲んでいて仕事をしない源五郎。そのせいでお盆の用意もできずにいることを息子に意見される。はじめは息子に腹をたてたが、息子の言うことはもっともだと気が付き、心を入れ替え仕事をすることにした。兼ねてより観世大夫より依頼されていた面が、半端なまま残っていることを思い出した源五郎。早速仕上げ息子源之助に持って行かせる。これで家族に綺麗な着物を着せてやり、仏祭りも立派なものになると一人喜んでいたが、しばらくして源之助が泣いて帰ってくる。訳を聞くと、酒に酔った観世大夫が...。
ここからがクライマックス、押せども引けども...。この部分要チェックです。

🌼小猿七之助
小猿七之助はシリーズもので、今回自分が演じるのは改心という話です。
七之助は船の上で人殺し奥州の白河に逃げて身を隠していたのだが、自分の女房お雪が生んだ子を一目見たくて深川に帰ってくるという話。ハッピーエンドになっているのですが、色々と突っ込みどころがある話に感じていて、個人的には斬られて死んだほうが話として成立させやすいと思っています。まあ、少々の矛盾はなんのその、というところでしょう。
相模屋のじいさんが聞かせどころです。
古典の話ってのは男目線でできているものが多く、この話もまさにそれ。男がやってこそのネタだと思っています。

勉強会2回目。
自分には一貴さんという相三味線がいるのですが、今回は理緒姉さんです。三味線が変わると節も変わります。柳一の変化にお付き合いください。
年明けも見えてきました。今後ともご贔屓を。