今日は亀戸梅屋敷で毎月開催している国本はる乃さんの会に3月に引き続き参加。
 行きは中央線〜総武線、帰りは錦糸町まで歩いて(20分弱かな?)半蔵門線を使ってみた。おいしいお弁当がつくのが嬉しいところ。

🔴国本はる乃・沢村美舟→日本誕生序曲II〜国の礎(稲田和浩脚本)
🔴はる乃・美舟→若き日の大浦兼武
🔴はる乃・美舟→高橋お伝

➡︎4月に木馬亭で開催したはる乃さんの会でネタ下ろししていただいたお話。稲田和浩先生に「短い話を」と発注した作品だ。
 日本誕生序曲Iは稲田先生が国本武春師匠のために書き下ろされたもので、国本武春トリビュートを副題にした木馬亭の会にはふさわしかった。ただあの時はチンドン入りだったので、今回を期待しつつ聞いた。
 内容はきちんと伝わるしいい口演だったが、もう少し積極的に笑いを取りに行く姿勢があってもいいような気がした。

➡︎大浦兼武をはる乃さんで聞くのは、私は昨年の赤坂での連続独演会以来。笑いも誘って話の面白さも引き出せていたし表現力は申し分なく流石だなと感じた。ただ、息が詰まるところが2箇所あり、久々にお掛けになっているんだろうと思われた。

➡︎葵わかば師匠からのネタという。毒婦高橋お伝が、病床の夫を想いつつも運命の歯車に乗せられて転落していく悲しい物語の序開きといった趣きの一席。なかなか難しいネタのように思う。はる乃さんにはこれからもっと磨きをかけてもらいたい。
 またマクラで高橋お伝について、もっと話してこのネタの位置付けを明確にしてから本編に入られた方がいいと思う。でないとお伝の状況を咀嚼しているうちにどんどん物語が進行して行って、お客さんは置いてけ堀のもやもや感が拭えない気がする。

来月は13日12:30から亀戸梅屋敷にて。