今朝、高校のクラスメイトの訃報が届いた。確認やら色々あったが、何とか頭から。
 以下今日聞いた演目のみ。

🔴天中軒すみれ・沢村さくら→伊東の恋の物語
🔴富士綾那・水乃金魚→甚五郎京都の巻
🔵真山隼人・沢村さくら→俵星玄蕃
🔴澤順子・伊丹秀敏→蝶々夫人
🔶神田阿久鯉→難波戦記〜長門守木村重成の最期
🔴天中軒雲月・伊丹秀敏→佐倉義民伝〜佐倉宗吾郎妻子別れ

➡︎すごい拍手に迎えられた。東京新聞に取り上げられた効果かな?今日は後半部分。艪の使い方を雲月師匠に習ったらどうだろう?

➡︎そつなく節も啖呵もおやりになるが、こちらに響くものがない。それぞれの演目についてもっと考え抜かれた方がいいだろうと、老婆心ながら。

➡︎大間にしっかり聞かせる口演で、本当に見事。大きな会場でやる時のこともお考えになってのことだそうだ。ただ鐘撞堂新道は特に関東でやる時はしっかり「じんみち」と発音してほしい。

➡︎順子師匠の蝶々夫人は最近好きになって来た演目。話としては全然行けてないのだけれど、順子師匠の演じる蝶々夫人の可愛さが好きなんだなあ。

➡︎阿久鯉先生は冒頭で「長門守」は朝廷から授かった官名だから木村重成という名前の前に書くとお話になり、本編をお読みになって最後を重成のお墓の話に触れて締めるというお洒落な展開。とにかく見事な読みっぷりで全く気を逸らさせない。実にお見事。

➡︎雲月師匠は前口上もほとんどなくすぐ本編に。ものすごい気迫で最後まで演じられた。息を詰めて聞いていて、雲月師匠が扇子を演台に置かれて、やっと息を抜けるような思いだった。
 宗吾郎の夫婦・親子としての気持ち(私)と惣名主としての責任感・使命感(公)の双方ともにきちんと描き切られ、その狭間に浮かび上がる公を選び抜く宗吾郎の人間像にグッと来ちゃうんだなあ。義士伝と同じ感情だな。