20人余の客入りだが、口上と三本締めまであった。まあ世間とは違って寄席はまだめでたい時期なんだな。
🔴富士実子「秋田蕗」
お話は↓
🔵東家孝太郎「越後伝吉〜一粒万倍」
口上    (司会)孝太郎/こう福/順子/実子
    前座まで出る口上は初めて見た。珍しいものを見た感じ。
🔴澤順子「竹久夢二の女」
お話は↓
🔴玉川こう福「梅ヶ谷江戸日記」
お話は↓

➡︎今日の実子さんは25分やったので恐らくフルバージョンか?まだまだとは言え、節は以前に比べて良くなった。啖呵は全然だめで、更にご精進。

➡︎孝太郎さんのこの演題を聞くのは3度目かな?浪曲ではハッピーエンドになっているが、講談では大岡政談の一つで伝吉はこの後で酷い目にあう。楽しいハッピーエンドの話だから聞いていて気分は良いし、孝太郎さんはこの演題をもう焼酎に入れきっている感じがする。十八番の一つにしたいね。

➡︎順子師匠の夢二の女は2度目。許婚がいるのに年の離れた芸術家の男に走るお嬢様彦乃と彦乃を純粋に愛する夢二をスケッチのように描くが、聞き終わって二人への同情の気持ちが生まれるのは、浪曲の力。

➡︎玉川では「梅ヶ谷江戸日記」の演題だが、澤勇人さんは「新門と梅ヶ谷」の演題。こう福師匠はいい声だが、あっさりしていて心に響かないのはどうしてだろう?