20人弱のお客さんでまあまあの入り。
国本はる乃  「忠治関宿」
東家一太郎  「野狐三次  木っ端売り」
はる乃さんの忠治はネタおろしに次いで2回目という。もちろん忠治の心情、姉弟の心情を深堀するということはできていないが、元来脚本自体がそういう作りであるわけでもない。そう考えると多少薄味というだけで十分合格点。この人は本当にすごいな。きっとこのネタもどんどん良くなっていくに違いない。
一太郎さんの木っ端売りはもう何度目だろう?もう完全に自分のものだが、その分少し緊張感が薄いか?でもテンポ良くしかもわかりやすさを心がけて良い出来であることは疑いない。冒頭1分間ほどだが簡単に野狐三次について解説なさったのも素晴らしい心遣い。こういうことが普通にならないといけないな。
茶話会で美師匠から三味線の糸について色々伺ってなるほどと勉強になる。火曜亭はこういうところがいいな。