3月13日東武練馬の三凱亭(みよしてい)での東家一太郎努力会に行ってきました。
駅から歩いてすぐのこじんまりした会場ですが、展示物もあり良い雰囲気です。
浪曲師の一太郎さんと曲師の美さんのご夫婦だけの会です。
初め、会の趣旨の説明。大師匠東家楽浦師から師匠東家浦太郎師へ受け継がれてきた台本をかけていくとのことです。
最初の演目は「野狐三次木っ端売り」。孝行者の三次が木っ端売りを始めるところから、謀を使って医者を自分の長屋へ連れて行き母親の治療をしてもらうところまで。もう手の内に入った演目だけに、いい声と節を堪能できました。
中入りを挟んで2席目は「雷電為右衛門小田原情け相撲」。小田原の興行に来た江戸の力士たちが負けるほど強い地元の素人相撲。実はこの男は違反の決まり手を使って下田で素人相撲を土俵上で殺した過去があります。江戸の力士に仇を討って欲しいと願う母子のために雷電が立ち上がります。みごと土俵で破り仇を討ちます。笑いもありほろっとさせる場面もあり、聞く者は思わず手を叩きます。
今日は15人ほどの入りでしたが、これが30人超えになるといいですね。二人でコツコツ浪曲ファンを開拓している一太郎さんと美さん。立派です。
是非応援したいですね。東武練馬の会は次回は5月21日14:30から。