愛のカタチ
未来はなぜ・・・なぜ教えてくれなかったの?
未来には抱えきれないほどの
不安と・・・恐怖があったはず・・・。
なぜ俺は未来の心を知ろうとしなかったのだろう・・・。
未来の事をもっと知ろうとすれば・・・
この先も変わっていたかもしれないのに・・・。
俺も怖かったのかもしれない。
人の全てを知るが・・・
そして未来の全てを知った時には
もう未来はこの世を去っていた。
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~1週間前~
怖い・・・
怖い・・・
死にたくない・・・
私はいつ突然死ぬか分からない・・・。
だけど恋しき人には・・・
怖くて・・・絶対言えない・・・。
私の名前は藤井 未来(フジイ ミライ)。
そして私の恋しき人・・・
彼の名前は小川 拓也(オガワ タクヤ)。
私たちは同じ高校3年の18歳・・・
そして同じ高校・・・
そして同じクラス・・・。
それは素直にうれしい・・・だけど・・・だけ・・・ど・・・
それだけ気付かれるリスクが
高くなる・・・。
気付かれたくないこと・・・
それは小6の12歳の時の事・・・
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~6年前~
『未来ちゃんの症状は特発性拡張型心筋症です。』
その頃の私には不慣れな言葉を聞いた。
それがどんな意味をもたらすのかも・・・
それがどれだけ重要な事かも・・・
その頃の私はまだ知っていなかった。
だから涙も出なかった・・・。
でも知らなかったのは私だけではなかった・・・。
そして私の隣にはお母さんとお父さんが居た。
お母さんはもう泣いていた・・・。
そしてお父さんはなんだか怖かった・・・。
そしてその頃でも分かった事。
空気が・・・重い・・・
そして急にお母さんが話し出した。
『あ・・・の・・・それはどんな・・・症状なんですか?』
私も知りたかった。
だけど怖かった。
でも受け止めなきゃいけない・・・
すると医師が話し出した。
『未来ちゃんの症状は・・・』