仮面ライダー 〜Dimension Saga〜#19 | NIGHT OF THE FULL MOON

NIGHT OF THE FULL MOON

FULL MOON ・・・満月

満月の夜を意味する NIGHT OF THE FULL MOON.

ムーンがお送りする様々な世界をお楽しみください。



ライダーマン
「あれはグランジョッカーとの戦いが終わり戦士が散り散りとなった後…」








ライダーマン
「俺達は謎の穴から不思議な声を聞いた。」







???
「もう、私たちにはどうすることも出来ない!助からないのよ!」







ライダーマン
「何かの悲痛な叫び、助けを求める声だった。」







RX
「穴…。タイムホール…。」








ライダーマン
「V3と旅をしていた俺は迷ったさ。その穴の先へ向かうべきか。」







ライダーマン
「だがV3は違った。」








V3
「俺達は正義の戦士。正義のために死んでいった仲間もいる。ここで行かなきゃV3の名が廃るぜ。」








ライダーマン
「V3は迷わずハリケーンで飛び込んだ。」








ライダーマン
「だが、俺は聞いたことがあった。世界の結合時に生まれる時空の歪みの事を。」







RX
「時空の歪み?」







ライダーマン
「ああ。通称、次元の狭間。RXが言っていたタイムホールと同じだろう。世界と世界をつなぐ空間だ。」






RX
「タイムホールが世界をつなぐ鍵に…」






ライダーマン
「あぁ。そのタイムホールの中では次元の歪みにより電気が発生する。仮にタイムプラズマとでも名ずけよう。」







RX
「俺もあの時…!」







ライダーマン
「V3のネオハリケーンでは振り切るほどのパワーがなかった。俺達はタイムプラズマに狙われていた。」






V3
「ライダーマン、このまま行けば俺達は二人共々あの稲妻にやられちまう!」






ライダーマン
「どうするつもりだ!」






V3
「この先に見える出口にライダーマンをぶっ飛ばす!」






ライダーマン
「V3はどうする!」





V3
「そんなこと考えてる余裕はねえぜ!前へいけ!」






ライダーマン
「V3!V3!」






ライダーマン
「V3は俺をタイヤで弾き、出口へと飛ばした。」






ライダーマン
「だがその衝撃でネオハリケーンの速度は落ち、V3とははぐれてしまった。」






ライダーマン
「だが、V3が生きていたなら良かった。とにかく俺も早くあいつに会いたい。」




???
「キャー!」



RX
「外だ!」