ライダーマン
「あれはグランジョッカーとの戦いが終わり戦士が散り散りとなった後…」
ライダーマン
「俺達は謎の穴から不思議な声を聞いた。」
???
「もう、私たちにはどうすることも出来ない!助からないのよ!」
ライダーマン
「何かの悲痛な叫び、助けを求める声だった。」
RX
「穴…。タイムホール…。」
ライダーマン
「V3と旅をしていた俺は迷ったさ。その穴の先へ向かうべきか。」
ライダーマン
「だがV3は違った。」
V3
「俺達は正義の戦士。正義のために死んでいった仲間もいる。ここで行かなきゃV3の名が廃るぜ。」
ライダーマン
「V3は迷わずハリケーンで飛び込んだ。」
ライダーマン
「だが、俺は聞いたことがあった。世界の結合時に生まれる時空の歪みの事を。」
RX
「時空の歪み?」
ライダーマン
「ああ。通称、次元の狭間。RXが言っていたタイムホールと同じだろう。世界と世界をつなぐ空間だ。」
RX
「タイムホールが世界をつなぐ鍵に…」
ライダーマン
「あぁ。そのタイムホールの中では次元の歪みにより電気が発生する。仮にタイムプラズマとでも名ずけよう。」
RX
「俺もあの時…!」
ライダーマン
「V3のネオハリケーンでは振り切るほどのパワーがなかった。俺達はタイムプラズマに狙われていた。」
V3
「ライダーマン、このまま行けば俺達は二人共々あの稲妻にやられちまう!」
ライダーマン
「どうするつもりだ!」
V3
「この先に見える出口にライダーマンをぶっ飛ばす!」
ライダーマン
「V3はどうする!」
V3
「そんなこと考えてる余裕はねえぜ!前へいけ!」
ライダーマン
「V3!V3!」
ライダーマン
「V3は俺をタイヤで弾き、出口へと飛ばした。」
ライダーマン
「だがその衝撃でネオハリケーンの速度は落ち、V3とははぐれてしまった。」
ライダーマン
「だが、V3が生きていたなら良かった。とにかく俺も早くあいつに会いたい。」
???
「キャー!」
RX
「外だ!」