期待して観たが、期待はずれ。
総論的には分かったが、各論がなし。
別なところでも書いたが、福島三春町事件の殺人犯盛藤吉高が、職に就けず食っていけないから、また刑務所に入りたいと、わざとトラックで二人の人を撥ねて死なせたのに、最終的に死刑を免れたこと!
その内容を、ここで繰り返さないが、この件をこそ、日曜討論で、やってほしかったのだ。
各論に入ると、死刑存置論と反対論とのガチバトルになるから、あの番組で、取り上げるわけには行かなかったのだろう。
2つのことを推測する。
裁判員制度導入の親たる四宮啓氏は、裁判員裁判で死刑とされたものが、控訴審などで無期懲役に減刑されることには、
不快感を覚えているのでは?
もし、死刑存置論と廃止論の議論になれば日弁連の渕上玲子氏は廃止論であろう。
光市の母子殺害(屍姦)事件の被告には死刑が確定しているが、最高裁は「犯行時の年齢や立ち直る可能性は死刑を避ける決定的な事情とは言えない」とした。
三春町の事件では、被告が起こした事故は、殺すこと自体が目的ではなかったとして、仙台高裁が無期懲役に減刑して、それが確定してしまった。
同じ裁判官が、言わば、逆な判決を出している。
これは裁判官が、恣意的に判決を出しているとも言える。
つまり死刑容認か、反対かによって。
しっかりしたプログラムを組んで、AIに判決をやらせると良いかも。
そして様子を見ながら、プログラムを改訂するとか。