表題は少し不正確。
過去の失敗から教訓を得ない愚かな運動部指導者の意味。
2020年8月、私立博多高校一年の女子剣道部員が、顧問の度を過ぎたシゴキを苦にして鉄道自殺した。
2012年には大阪桜宮高校バスケットボール部のキャプテンが、顧問から、これまた度を越した体罰を苦にして自殺している。
こちらの場合は、チームが試合に勝てないことに対してキャプテンの責任だとして執拗に平手打ちなどを加えたというもの。
それをやれば、次からは試合に勝てると思っているのか❌
こんな意識構造でやっているのなら、運動部指導から永久に追放せよ。
どだい勝利至上主義がいけない。
旧日本軍のやり方を引きずっている。
そもそもsportsは気晴らし・娯楽の意味である。
それを、勝利だけを目指す運動競技に変質させたのが間違いである。
死ぬほどの苦しい鍛錬をすれば、試合に必ず勝てるわけではあるまい。
一般に人たるものは、自分や他人の失敗から、学んで、失敗を避けるはずだ。
しかるに、他人の失敗から、何も学ばず、失敗をやり続ける大バカが中高学校の運動部指導者に少なくない。
ことは人命に関わる問題である。
そういうバカには言っても分からぬのかも知れぬが、死んだ者は戻ってこない❌
人を死なせてまで競技での勝利を追い求めるのは間違いである。
とにかく他人の失敗からも学べ❌
1964年東京オリンピックの女子バレーボールで日本チームが優勝した。
鬼の大松と呼ばれた大松博文監督は、厳しい練習はさせたが、部員に手を上げたことは一度もないそうだ。