「ばかは死ななきゃ治らない」とは言ってません。

ばかは自分が死ぬか、他人が死ぬはめにならないと、自分がばかだったと認識できないという意味です。

4/14に、京都市北区の道路で乗用車が中型トラックと正面衝突して、二人死亡、三人が重軽傷と。

この乗用車は京都産業大学自動車部の車で、新しく入部しようとする者が、自分の車で大学に赴き、部の車に乗り換え、デモンストレーションのために公道に出たとされています。

制限速度40㎞のところ94㎞出していたそうです。

もらい事故のトラック運転手は気の毒です。


人間にとっての限界は時速36㎞です。

ライオンやチータは獲物を追跡するとき、時速100㎞近くだせるそうです。

彼らは、それに見合う視力や、方向転換能力などを備えています。

さて人間で最速なのは100mを10秒くらいで走る陸上競技の選手です。 

これを換算すれば時速36㎞です。

だから、これ以上の速度は人間にとっては危険なのです。

夕方の商店街をサニブラウンになったつもりで全力疾走してみなさい。

横路から出てきた自転車を避けられますか。

ここまで読んで、あ、そうがと分かる人は事故を起こしにくいでしょう。

勿論、自動車なら時速50㎞でも100㎞でも出せますが、出しても構わない状況でしか、出してはならないのです。

ブレーキを踏めばすぐ停まり、ハンドルを切れは、曲がれるとは限りません。路面が雨や雪で濡れていたり、砂利道だったりすれば、或いは荷物の重心が高かったりすれば、思い通りには車は進みません。


違う観点から話します。


自動車が出現してからは、人の移動や荷物の運搬が効率的かつ容易くなりました。

すると運転作業が楽になり、余裕ができました。

すると運転中に、色々やれるようになりました。

そして音楽をきいたり、タバコを吸ったり、物を飲んだり、電話で話したり。

さて運転作業(業務)が遊びに近くなると、飲酒もやる者が現れました。

飲酒運転がいけないことだと理解しない者はいないでしょう。

それが絶えないのは自分は飲んでも平気だとの根拠なき自信のせいです。

歩く時でも飲酒していれば周りに対する注意力が低下しているのが分かります。

あと、運転が終わるまでは飲まないという自律心の欠如です。

飲酒をコントロールできない者は運転すべきではありません。