おかしな話ですが
初恋の彼に
夫とのセックスレスで悩んでることを話したことがあります


彼は私の初恋の相手
本気で好きになった人

私の人生に
私の考え方に
一番の影響を与えた人

私を救ってくれた人


そして
私にとっては親友のような存在


私のどろどろした内面や
誰にも言えない悩みを話すことができる相手

彼は
私が我慢して
内面に溜め込んで溜め込んで
そして決壊して自爆してしまう脆さを知っています

私の生き方に
弟の死が深く関わっていることを知っています

私の母がどんな人で
そのために
私がどんな辛い思いをしているのか理解を示してくれます


でも、
なかなか思うように話せない
望みのままに行動できない

初恋の人ですから
彼を目の前にすると
私は高校時代にタイムスリップしてしまいます

顔を見るだけで嬉しい
近づくだけでドキドキ
緊張して体がうまく動かない

言いたいことも言えずに
別れの時間がくることは何度もあって

触れたくても
傍に近づくことにも躊躇ってしまって


そんなに好きなのに
なんで結婚しなかったんでしょうね


…それは理解しているつもり


私と一緒に歩む覚悟をしなかった

彼は自分の我儘な部分
自分の自由を選んだんです

私の方の恋愛感情が激しすぎて
私を泣かせていることが辛くて

付き合って泣かせてしまうなら
自分とは付き合わない方が良い

やっぱり俺はダメな人間だから

それが2回目の別れの言葉でした


そして約20年が経過して
3回目の
友達以上恋人未満のような関係

どんな存在なのかな

『異性の親友』
これが一番しっくりくるのかな

何よりも一緒にいて心地いい
言わなくても伝わる安心感
楽しい会話

この穏やかな時間を失いたくない


でもね、
夫には彼の存在を絶対に許してもらえない

その関係の間には恋愛感情があることに気づいてしまうから


恋愛感情がどちらかにあれば
異性の友達関係は成り立たない

きっと私たちは双方にあるように思う
彼からの言葉は無いけれど
大切にされている感覚はある

それが友達の好きなのか
恋人としての好きを望むのか
程度の差はあるかもしれないけど


私には親友と呼べる友人が少ないのです

彼との絆を失いたくありません