本の紹介です。

 

タイトル『いちげんさん』 デビット・ゾペティ著

京都の大学で日本文学を専攻する留学生の「僕」。

対面朗読というボランティアを通じて、

目の不自由な若い女性・京子と知り合い、

次第に彼女と恋に落ちていく…。

第20回すばる文学賞受賞。集英社文庫1999年発行。

 

デビットゾペティ ( David Zoppetti 、 1962年2月26日)は、 

スイス生まれ、 日本在住の小説家です。

日本語で小説を書いている外国人(という言われ方は

好きではないと著者自身が書かれていますが)という縛りで、

温又柔(『国語』から旅立って)から始まり、

リービ英雄(星条旗の聞こえない部屋)を経て、

著者の本書にたどり着きました。

 

京都が舞台であることも一因となり、

かなり好きな内容で、考えさせられる一冊でした。

語弊を覚悟で書きますと、日本語の美しさを、

日本人でない人に教えられた気持ちになります。

 

この作品は、2000年に映画化されたようです。

DVDがあれば観てみようかと、少しだけ思いましたが

残念ながら近隣ショップでは取り扱いがなく、

なんとなくホッとしていたりします。

映像も良いかもしれませんが、ぜひ文章で♪