ハルフウェイ | 映画とともに生きる

映画とともに生きる

気がつけばいつも、生活の中に映画がある

【★評価】 (五つ星評価)

★★★★★
映画とともに生きる

【解説・ストーリー】

大学受験を控えた女子高校生のヒロは、秘かに想いを寄せるシュウに告白できず、その辛さを親友に打ち明け慰めてもらう日々。そんなある日、ヒロは思いがけずシュウから告白される。すっかり有頂天のヒロ。ところが、地元北海道の大学に進学するつもりのヒロに対し、シュウの志望校は東京の早稲田大学だった。その事実を付き合い出してから知らされたヒロはすっかり拗ねてしまい、シュウと口もきかなくなってしまうが…。


【レビュー】

これ、すっごくいい!
まさかの5つ★。


え??いいの??

いいでしょう!


完全に偏った評価ですから、

この評価に期待して観て、

「全然よくないじゃん!」

と言われましても、聞き入れませ~ん!


共学への私の憧れ心をくすぐるだけくすぐられました。

もーーずるいっっ


こんなドキドキ、イライラ、ワクワクするような感情、

私は一度も持ったことがない。

この感情は、思春期のほんの数年間だけしか抱けない、

特別なもの。


好きな男の子に告白され、

毎日一緒に通学して下校して、

学校帰りに川辺でおしゃべりして、

用事もないのに電話してどうでもいいことで長電話したり、

ちょっとしたことで不機嫌になってスネてみたり、、、


この思春期特有の女の子の「不機嫌」。

見ていてイラつくんだけど、

それをぶつけて受け止めてくれる男の子がいることへの憧れ。


主演の北乃きいも岡田将生も

瑞々しくて、2人を見ているだけで顔がニヤける。


北乃きいがとにかくキュート。

彼のことが好きすぎて好きすぎて、

ついついわがままを言ってしまい、

不機嫌になってしまい、

あとからそれを反省。

そんなことを毎日繰り返す。

イラつくけど、かわいい。


岡田将生って、色白でヒョロっとしていて、

本来は私の好みではないのだけれど、

どこか不思議な魅力があって、

スクリーン映えするっていうのかな。

すごく良いよね。



この作品の良さは、出演者全員がすっごく自然体なところ。

台詞をしゃべっている感じがいっさいなく、

日常会話を聞いてるみたい。


このドキュメンタリータッチのところがまた、

見ていてドキドキする。


全体的にユル~い空気が流れてるので、

そういうユルい作品が好きではない人は見ないほうが良いかも。


私は憧れと妬みの感情を抱きながら、ずっと見てましたとも。

思春期ならでは、、、です。


あま~~~~いっ!!



【基本情報】
原題: ハルフウェイ
製作年: 2008年
上映時間: 85分
製作国: 日本


監督: 北川悦吏子
製作: 李鳳宇 見城徹 岩井俊二
プロデューサー: 小林武史
プロデュース: 岩井俊二
脚本: 北川悦吏子
音楽: 小林武史
主題歌: Salyu 『HALFWAY』


【出演】

北乃きい
岡田将生
溝端淳平
仲里依紗
成宮寛貴
白石美帆
大沢たかお