今日、恋をはじめます | 映画とともに生きる

映画とともに生きる

気がつけばいつも、生活の中に映画がある

【★評価】 (五つ星評価)

★★★
映画とともに生きる


【解説・ストーリー】
女子高生の日比野つばきは、真面目だけが取り柄の地味でダサダサのガリ勉“昭和女”。おしゃれや恋とは無縁と思っていた彼女だったが、高校の入学式当日、成績トップのイケメン男子・椿京汰にクラスメイトの前でいきなりファーストキスを奪われ、“俺の女にする”と宣言されてしまう。突然の出来事に混乱し、強引な京汰に激しく反発するつばき。しかし彼の意外な優しさに触れて、戸惑いつつも次第に京汰に惹かれていくつばきだったが…。


【レビュー】

原作のマンガを読み、

そりゃぁもうキュンキュンでしたとも。


キュンキュン系のマンガのドラマ化・映画化ってのは難しいもので、
マンガでは妄想力を最大限に働かせますから、

男の子のカッコ良さはもう頭の中でできあがっちゃてるもんなのよ。
その妄想を超える現物ってのはなかなかいないもんですから。

そのあたりをちゃんと踏まえ、過度な期待はせずに鑑賞。

まずね。

冴えない女子高生が武井咲って時点でナイでしょ。
どんなに野暮ったくしたってね、若くて旬な女優が放つ美しさは消せませんよ。

相手役の松坂桃李。
顎が細すぎて、私には女性的に見えてしまって原作とはイメージが違うけど、

クール系という意味ではそう大きくは異ならないかなぁ


昨今のマンガで納得がいかないのが、

すごくまじめで内気な女の子であろうとも、

ひとたび王子様が現れるとしっかり肉体的に結ばれちゃうところ。


今の高校生にとって、これはそれだけ当たり前の行為なのか。
悩む。 おばちゃんは悩むよ。

武井咲ちゃんは、姿かたちこそ美しいものの、

野暮ったい女の子の雰囲気はしっかり出していて、
同世代の女の子から共感を得られるんjないかな?


原作を知っていると、あのシーンは入れとくべきでしょ!
みたいな欲が出ちゃうけど、まぁ、そこは仕方ないですね。
原作と比較すると、やっぱりキュン度はだいぶ下がる。

私が高校生の時だったら、もと共感するのかな?


・・・・。


いや、まてまて。

6年間の女子校生活で、共学への憧れを超えて若干の殺意すら覚えていたはずなので、
共感はなかっただろうね。


とはいえ、主役の2人は輝いてるし、若さがあふれているので、

見ていてフレッシュな気分になれますね。


【基本情報】
原題: 今日、恋をはじめます
製作年: 2012年
上映時間: 120分
製作国: 日本


監督: 古澤健
原作: 水波風南『今日、恋をはじめます』(小学館Sho-Comiフラワーコミックス刊)
脚本: 浅野妙子
撮影: 喜久村徳章
音楽: Flying Pan
テーマソング: SCANDAL
Perfume
bomi
LGMonkees
たむらぱん
SEKAI NO OWARI
MAY'S
さよならポニーテール
back number
中島美嘉
ねごと
7!!



【出演】

武井咲     日比野つばき
松坂桃李   椿京汰
木村文乃   菜奈
青柳翔     花野井
山崎賢人   長谷川西希
高岡早紀   神崎京香
長谷川初範  日比野庄一郎
麻生祐未    日比野節子
村上弘明    椿圭汰