洋楽で酩酊 こんばんワインVer. | Dear, Near Here

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死にそうな暑さです。。。

 

 

一本のワインのボトルの中には、

全ての書物にある以上の哲学が存在する。

(ルイ・パスツール)

 

皆様ごきげんよう。今日のお酒は、ワインでございます。

 

ビールやシャンパン同様、ワインもまたセンシティブな方々の琴線を刺激するもののようで、日本でもいろんな曲のシーンを彩っています。

 

ジュリーは「あなたにワインをふりかけ」、高橋真梨子のギリシャのワインは「海の色に染まり」、オフコースが歌うワイン好きな娘は「やさしく悲しいピアノを弾き」、安全地帯が切なく訴えるあなたの心は「消えそうに燃えそうなワインレッド」で、チャゲアスに至っては恋人そのものが「ワイン色」だそうでございます。

 

色、香り、味、ワインはその全てで人を魅了します。本日はワインの魅力を称えた曲をお楽しみいただければ幸いでございます。

 

それでは、ワインバー開店いたします

 

 

まずは「ボルドー」をどうぞ。フランス南西部のボルドーで生産されるワインの総称です。高級ホテル10階のプレジデンシャル・スイートで93年のボルドーを開けると歌っていますから、相当リッチな話ですね。歌っているのは、セレーナ・ゴメス。曲名は「Souvenir」です。セレーナはジャスティン・ビーバーやウイークエンドの元カノとしても有名で、最近はレマとのコラボ曲「Calm Down」がメガヒットになりました。

 

 

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二杯目は「ボジョレー」でございます。フランスのボジョレー地方で生産されるワインで、毎年11月第三木曜日が新酒解禁日に設定されています。バブルの頃、いち早くボジョレー・ヌーボーを飲むために成田空港で多くの人が待ち構えていた、なんて話もありましたね。では、アラン・パーソンズ・プロジェクトの曲でタイトルもそのままの「Beaujolais」をどうぞ。ボジョレーは脳天を直撃する、ボジョレーを飲むと恥ずかしくなる。けれども過去を忘れさせ、心の痛みを和らげてくれるんだ、と歌っています。なんだか悪酔いしそうですね。

 

 

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お次は「シャルドネ」を。世界中で栽培されているブドウ品種「シャルドネ」で作る白ワインです。リーズナブルなものから超お高いものまで価格帯が広いことが多くのファンを持つ所以なのでしょう。このワインをモチーフに歌っているのは、衝撃的なビジュアルとノリのよさでスターダムに躍り出たリゾの「Juice」。曰く「私は超イケテる。みんなの注目の的なの。しかも、私はシャルドネみたいに年ごとによくなっていくのよ!」と堂々と自分礼賛しています。この徹底的な自己肯定がアーティストとしての彼女のアイデンティティのようですね。

 

 

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そろそろ飽きてきたころかもしれませんが、次は「ポートワイン」です。ポルトガル北部で栽培されたブドウから作られ、ポルト港から出荷されたことが名前の由来だそうです。発酵を途中で止めてブランデーを加えることにより、アルコール度数が高くなり甘味が増します。このワインを曲に取り入れたのはプリンス殿下。プリンスという名前を消してシンボルマークだけの表記になっていた「かつてプリンスと周知されていたアーティスト」だったころの曲で「The Holy River」です。自身の魂に語りかける内省的な歌詞で、自分が得られたものと本当に欲しいものについて考えながら休憩にポートワインを飲んでいます

 

 

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5杯目は「マデイラ」をどうぞ。ポルトガル領のマデイラ島で生産されるワインで、発酵を止めた後に長時間高温で保存熟成するのが特徴。「Privateering」を歌う マーク・ノップラー の渋い声は年代物のマデイラを彷彿させます戦争時、戦力補充のために船と乗組員を国に提供し、世界中の海で戦った私掠船を歌った曲で「(昼は戦いに没頭し、夜は)マデイラを飲みながらいい女と共に眠る」。曲の世界観が八代亜紀の「舟歌」に似ています。

 

 

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ようやくシメ曲にたどり着きましたので、あとは奥田民生に丸投げすることにしました。トルストイの童話「イワンの馬鹿」をもじった「ワインのばか」(笑)。いかにも奥田民生らしいお気楽さ全開の楽しい曲です。ではまた。