かごは開かれた
長く開くことのなかった扉が

たくさんの小鳥が飛び立った
彼らは外へ出ることを
心から願っていた

吹き抜ける風
青い空
冷たい小川
暖かな空気

小鳥たちは
心踊らせた

1羽かごの枝にとまる鳥
彼は飛ぼうとしなかった
彼も同じように
憧れていたのに

足が羽が
動かなかった

もし僕が外に出て
彼女がひとりになったなら
寂しがる
そんな想いがよぎった

僕はこのままで
いいのかもしれない

外で羽ばたくのは
憧れるが
彼女が涙を流すより
ずっといいだろう