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★ν(NEU)★

♪虚空に葬送/heidi.

どうしてこんな目に遭わなきゃいけないの?
いつか見知らぬ誰かが言っていたのを
今まで気付かない振りをしていたのは
ずっと突き刺さったままの小さな疑問だったから

ぼんやりといつもの樹にもたれかかり
「きっといつか」なんてことばかり頭に浮かんで
これが後悔なのか誰か教えてよ
諦めること、忘れることは今の僕にはできない。

いつもより少し雲の多い空の下で
交わしたとりとめのない言葉を今も覚えていますか?
そしてまた再び会うことがあるのならばただ願うばかり

どこまでも行こうと先を歩いてく君の
後ろ姿だけを決して見失わないように
追い続けていった
声、虚しく空に沈む

もうそろそろ待ち疲れたよ
あの日から変わらぬ空を睨みつけ

僕達はもう二度と会うことはないでしょう
それでもいいと思える程に心は哀しくなかった
知っていたけれど認めたくはなかったから
今、ここに葬送

そこらに咲く花を摘んで束にして投げた
振り返りはしない僕ももうすぐに
短すぎる今と通り過ぎてゆく季節
願わくは次こそ君に幸来たれと思う
僕は息を吸い、唄った
声、虚しく空に響く

♪黒の足跡/heidi.

遠くに帰って行くあの子もうここには戻ってこない
待っても待っても僕一人
しゃがんだ僕は土を掘って爪が剥がれようとも掘って
待っても待っても僕一人ですね

いつものように君が言った「産まれてこなければよかった」
待っても待っても僕一人
過ちだとわかっていてもいつも君が願ってたから
待っても待っても僕一人じゃない?

朝は僕に語った君は今心に棲んだ鬼に
すべて喰われかけてる絶望の形相で嘲笑ってるよ

今思えばとても小さな歪みだとしても
もう戻れないと知ったあの日から
ただいつかはそんなことなど忘れたい僕は
黒にまみれた体で今日も歩く

空は君を包んだ真っ白な心を持ったままで
僕は上を向けない少しでも君に近づけたろうか?

君を想う僕はあの時翼を失くした
青いヒューマニズムだと笑ってよ
ここからそう僕はまた立ち止まることはない
濁った黒の足跡だけを残し

♪儚花/heidi.

そこに咲いている花の名前を教えてくれませんか?
無意味に摘まれた後に再び咲いた花の名前を
なんてキレイなんでしょう 名前を教えてくれませんか?
僕には似合わないけど 緋く燃えている花の名前を

そっとしておいてください 僕は汚れた人間なんです
名前はもう捨てました だから何も聞かないでください
でも血の色した花の名前を教えてくれませんか?
禍々しい程緋く咲いてる花の名前を

ああ 僕の心は今渦に飲まれた様

あの歌を思い出し口ずさむ
いつも僕はここで待っている
独りぼっちはもう慣れ過ぎたよ
いつか僕は君に会えるでしょうか?

ああ 僕の心の中誰か壊して ねぇ

どれだけ望んでも叶わぬなら
いっそその理由を捨てようか
それでも時の中泳ぎ続け
今日も僕は君を待っているから

♪夕焼けと子供/heidi.

あの情熱的だった心は一体何処へ
消えてしまったんだろうああ夕焼けよ!

僕はとても小さくてだから仕方がなかった
生きるという意味さえも死ぬという意味も知らず
ただいつも隣に立っている大人を信じるだけで
それが正しいことだと思ってた

傷つくのは僕だけで充分だと思うほど
周りが見えてるわけじゃなかったから
だけどあの時一言言ってくれなかったのはどうしてなの?

ああ待って、まだ行かないで!
僕がすぐ泣くから置いてくの?
もう一度こっちを見てよ!
声にならないけど感じてよ…!

弱さを噛みしめながら自分の無力に気付き
涙を流した時は独りきり
よろよろと立ち上がって力なく踏み出すのがやっとだった

ああそして大人になった
僕を朱く染める夕焼けと
あの子供などいないから
僕はもうそろそれ帰ります。