6月に『Akina Nakamori. 2001. 20th Anniversary Live 〜It's brand new day〜』のことを書きましたが、なんと!このDVDの再販が実現しました!
10月2日発売 (予約受付中)→ 発売日が10月16日以降に変更されている店舗があるようです。
なぜ、今?という疑問はありますが、手に入れていない人、保存版が欲しかった人には朗報ですね!
前回はマツコさんのことを書きましたが、今回はミッツ・マングローブさんについてです。
ミッツさんはマツコさんより3つ歳下。
資料によると明菜との出会いは「少女A」だそうですが、私が観たある番組ではクラシック一辺倒だった自分に衝撃を与えたのがテレビから流れてきた明菜の「アモーレ~♪」の歌声だったという話を工藤静香さん相手に
熱く語っていました。
2021年にワーナーから発売されたアナログBOXの告知には、''ミッツ・マングローブからの特別寄稿を掲載。中森明菜が好き過ぎるあまりに、ずっとライブに行くことができなかった。また子供の頃、テストの答案用紙の名前欄に「中森明菜」と書いてしまい先生に呼び出されたという逸話を持つほど、中森明菜への思い入れは、数多のファンの中でも度を越すレベルの強烈さ。「中森明菜ほど、聴く者・観る者の想像力を掻き立てる歌手を私は知りません。」この1行から始まる寄稿は、簡潔ながらも様々な感情が溢れ出る文章になっている。''とあります。
ミッツさんは、明菜関連のイベントやラジオ番組に出演、雑誌では私物コレクションを公開、またビジュアルでも明菜ファンであることをアピールしてくださる方で、『オールタイム・ベスト』発売イベントでは体を絞って「TATTOO」の衣装で登場、先日もZOZOVILLAとコラボした「BLONDE」Tシャツを着用してYouTube配信を行っていました。
雑誌「AERA」の連載でも、時々「中森明菜」を取り上げています。
私がミッツさんコメントで特に共感したのがこちらです。
90年代以降、明菜が何か活動を始めたり話題にのぼったりするたび、「幸せになってほしい」「元気になってほしい」という声が必ずといっていいほど毎回あがる。CDを買ったりコンサートやディナーショーに行ったりするわけでもない“外野”の人たちに、「いよいよ本格復帰か」と30年以上ずっと言われ続けている。外野が口にする感情は特に無責任だったりするもの。もしかしたら今、本当はものすごく幸せなのかもしれないじゃないですか。だから、その視点や文脈で明菜を語るのはもうやめれば?と思う。
「幸せでいてほしい」「元気でいてほしい」という気持ちはわかります。
でも、90年代以降の活動を知りもしないで ''ずっと不幸の中にいる人'' と決めつけてモノ言う人のなんと多いことか。
著名人でそこに切り込んでくれる人はなかなかいなかったです。
マツコさんとミッツさん、頭の回転が速くて知識量も豊富、場の空気も読めてトークも歌も上手とメディアが使いたがるのも納得の人材ですが、そんなお二人を含めた女装家さんたちが明菜に心寄せるのは、ビジュアルやパフォーマンスへの羨望はもちろん、明菜の順風満帆ではない人生に自分が幼少期から心に抱えてきた苦悩が重なるからかもしれません。
最近ネガティブ思考がより強くなっているようでちょっと心配なマツコさんが「長電話できるのなんてあの人ぐらいよ」と言うミッツさん。
二人で最近の明菜についての話もしているようですが、どんな内容なのか、聞いてみたいものです。



