80年代アイドルの存在感とジレンマ | 中森明菜三昧/はとこばのブログ

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先ほど「ALDEA」から新企画のお知らせが届きましたピンク薔薇

次から次へ、ファンは嬉しい悲鳴といったところでしょうか。

ただ地方の方は迷いますよね…

 

 

3月に発売された『80年代アイドル総選挙!ザ・ベスト100 』

明菜が第1位&表紙ということで買っちゃいました ラブラブ

 

  

 

80年代女性アイドルのリストの中から10人を選び順位を付けて投票するポイント形式で行われたこの総選挙には3,245人が参加、アンバサダーのポイントを加算した最終結果と年代別のランキング上位はこんな感じでした。

 

 

 

因みに、こちらが80年代女性アイドルの総売り上げ枚数の順位です。

 

 

今回の投票でも聖子、明菜の2強は揺るがず、キョンキョンの3位も予想通り、ミポリンの4位も総売り上げからすると順当ですが、そのあとは売り上げと順位が必ずしも一致するわけじゃないのが面白いです。

もしこの上位メンバーで○○○48とか○○○46とか作ったらそりゃあ最強ですよね♥

 

 

80年代アイドルがデビューから30年40年経ってもこうして語られるのは、その輝きが人々の心にずっと残っているからなのでしょう。

 

 

けれども長く愛されることで生じる悩みもあります。

 

今年の2月のインタビューで斉藤由貴さんがこんな話をしていました。

 

----私の歌で、みなさんに一番喜んでもらえるのって、やっぱりアイドル時代のヒット曲。でも本人は、どんどん歳をとっていく。高いキーも出にくくなるし、肺活量だって落ちてしまう。そんな人間が、数十年前の少女のようにアイドル時代の歌を歌うなんて、ほんとにいいのかな、って思うんです。もちろん懐かしさは感じてもらえるかもしれませんが、今の私はそこにいないのにって。

 

原田知世さんの40周年のインタビュー記事でも同じような記述がありました。

 

----「時をかける少女」についてこう語る。曲は15歳のときの声で残り続ける。声質は変わり、どう歌って良いかわからなくなった。ライブでもあまり歌わず長く封印状態になった。

 

70年代にデビューした岩崎宏美さんも昨年トーク番組に出演した際に悩みを打ち明けています。

 

----ここ数年ずっと悩んでいて…デビューしたのが16歳ですから47年前。あの当時の「ロマンス」を今でもたくさん歌わないといけないんです。ただ、あの当時の声は出ないんですよ。地声もそんな高いのが出ませんし、でも聞いてくださる方はあの当時の私の歌と比べるし…

 

 

 

他のアーティストにも声の変化による迷いはあると思いますが、ヒット曲が多い10代の頃と変わらないことを求められらるアイドルたちはより悩みが深くなってしまうのかもしれません。

 

先日、明菜の2017年DSに参加したある有名人がYouTubeでその時の話をしているのを観たんですけど、「いきなり新曲から始まって、いや新曲じゃなくてベストアルバム歌ってよ」(半笑いで''まだ新曲出してたんだと思って''とも言ってた)とか「やっとベストアルバムかと思ったら声が…」とか不満ばかり語っていて、勝手ながら、もし明菜がこれから先歌うことがあっても、こういう''あの頃''だけを求める人の前では歌わなくてもいいんじゃないかと思っちゃいましたあせる

でも、テレビの前だけじゃなくLIVEやDSにもこういう人たちがいるのは事実なんですよね。

 

 

前記のお三方は音楽界の先輩方から''今の自分に出来る歌い方、表現の仕方で歌えばいい''というアドバイスを受けたようですが、明菜ファンからは初期の曲を大人バージョンで聴きたいという声をよく聞くし、そちらを楽しみにしているファンも多いと思います。

 

 

80年代アイドルたちも、後半生ということを考える年齢になりました。

斉藤由貴さんは上記のインタビュー記事で「私にはもう時間が意外とないなぁって考えるようになりました。演技にしても歌にしても自信をもってできる範囲が、少しずつ狭まっていくのを感じるからです。」と言っていましたし、原田知世さんも「○○周年を祝ってもらえるのはこれで最後かも」という言葉を口にしています。

 

私たちファンも、推しと過ごせる時間を大切にしていきたいですね。