1997年、全国ツアーとしては9年ぶり、アルバム『SHAKER』を引っ提げて行われたツアー『Felicidad』。
その映像を収録したのがこの『felicidad AKINA NAKAMORI LIVE '97』です。
衣装も全部好みの、大好きなライブ。
あの頃主流だったのか、他のアーティストでも見るソフトフォーカスされた映像が、本当にこの世に存在する人なのかと思うような発光したオーラを放つ。
「(緊張で)もうダメ。もういいよ、帰りなさいって言われたらホントに帰りたい。でもね、みんなに喜んでもらうのが仕事だからね。頑張って、いいお歌歌わないとね。」
第Ⅰ部はバラード曲中心のコーナー ……
ウイッグポニーテールにイエローのドレスが映える。
明菜はこのようなウイッグをたびたび使用するけど、これが一番好きかも♪
「スローモーション」は、やはり涙ぐんでしまうね。
第Ⅱ部は『SHAKER』から ……
アルバムを引っ提げたツアーは事前に予習して行く人も多いと思うけど、いつも良い意味で予想を裏切られる。
あの曲にこんな振りがつくのか…とか。
白い花を持つダンサーがかわいい♪
妖艶。
第Ⅲ部はメドレー ……
ウイッグをチェンジ。
「みんなのことを笑顔にするのが私は一番幸せに思います。どんなことしても、なんかバカなお化粧しても、へんな顔しても、へんな格好しても、何しても、もし元気がない人がいたら笑顔になってくれるためだったら何でもするって思っちゃう性格なんで……今こうして私の目の中に映るみなさんが笑顔でいてくれる、本当に幸せです。ありがとうございます。」
笑顔と涙。
アンコールは「駅」と「難破船」
黒のドレスで、いつものように「回っちゃおうかな」と後ろ姿も見せてくれる明菜。
歌が始まると表情が変わる。
「駅」は定位置のカメラでアップの明菜の表情だけを追う。
大粒の涙がこぼれる。
打ち上げではほぼすっぴん。
このギャップがいいよね♪
「月は青く」で始まったライブ。
終演後も会場内に「月は青く」が流れていたのを思い出します。
あれから25年も経つんですね……
明菜のライブは、一挙手一投足を観てこそで、こうして断片を切り取っただけではその凄さの全容は伝わらない。
観たこと無いけど興味があるという方は、このライブは2001,2002と比べると安価で手に入るし、7タイトルが入ったお得なBOXもあるので、
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是非、映像で観てほしいと思います。