『素顔のままで JUST THE WAY WE ARE』 | 中森明菜三昧/はとこばのブログ

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明菜が出演したドラマの中でファンの間でも特に人気なのが『素顔のままで』と『冷たい月』。

 

コンサートでも「カンナやって~」「希代加やって~」という声がよく飛んでいた。

『素顔のままで』はもう26年前の作品だが、平均視聴率26.4%、最高視聴率31.9%と高視聴率、主題歌の「君がいるだけで」も大ヒットしたので、ファンじゃなくても記憶に残っている人も多いと思う。

DVD・Blu-ray化されていないのが本当に勿体無い。(追記:2019年10月16日発売が決まりました!→11月20日に延期)

 

   

 

私は明菜が演じたこの「月島カンナ」という役が大好きだ。

他の作品は明菜のパブリックイメージに近い役どころが多いのだが、ちょっとガサツで、でも繊細で友達思いのこの役は明菜の違う一面を出せていたと思う。

ファンの人ならわかるように実はカンナには、一途なところ、世話好きなところ、涙もろいところなど素の明菜に近い部分が沢山あるんだけどね。

もっとこういう役をやって欲しかったなー。

単発ドラマの『ベスト・フレンド』なんかはもっと可愛らしい役だけど少しこれに近いところがあったかな。

''3人ぐらい子どもがいるシングルマザーの笑いあり涙ありの奮闘記''なんていうのも明菜の子ども好きの一面が見れて面白かったと思うんだけど。

 

このドラマが久しぶりに地上波で再放送された時、MXの「五時に夢中」でこんなやり取りがあったのを思い出す。

 

ふかわりょう 「これは全員泣きましたよね。」

マツコ 「全員?」

ふかわ「全員ですよ。マツコさんは?」

マツコ 「あたし?泣きましたよ。いや、当時はね、演技というよりもサラッとやるのがカッコイイという風に   なりつつある時代だったから明菜の演技って暑苦しく感じたのよ。でも今見ると.....演技力て何なんだろうって考えちゃう。結局その人の人となりが出るじゃない?明菜ってのはエンターテイナーとして物凄いその資格がある人だったんだなと思った。元々はもっとおとなしい人なのよ。だからスイッチを入れてあれをやっていたんだと思う。今自然な演技ばっかりじゃない?つまんねーんだよ。自然な演技って何なんだよって。だから余計に感動した。」

 

この時マツコが一番推してたのが、「煙草をふかしながら魚を焼いてるシーン」だった。

明菜、こういう細かいところまでちゃんと演技してたもんね。

 

今回『素顔のままで』を取り上げたのは、今ちょっと悲しいことが起きているから。

 

9月までNHKの朝ドラを書いていた『素顔のままで』の脚本家の北川さん、自ら売り込んだというその朝ドラの内容が賛否両論を巻き起こし、それだけならドラマが面白い、面白くないの話で済んだものを、さらに北川さんが物議を醸すようなツイートを発信し続けたためにネットが炎上し、ドラマの批判タグまで作られ多くのアンチを生み出すことになってしまった。

そのせいで過去の作品まで貶められる事態になっている。

北川さんがちょっと危うい人物であることは知っていたし、前にもツイッターでトラブルを起こしているようなので、起こるべくして起こったと言えなくもないんだけど.....

 

こういうことで作品の評価を下げてしまうのはなんだかとても残念だし、それと関係なく作品は作品として見て欲しいなと思います。