死にカタログ | サイナルクンナ!
2010-05-20 11:35:10

死にカタログ

テーマ:本あさり
図書館で気になって借りた一冊。

死にカタログ/寄藤 文平

¥1,575
Amazon.co.jp

このイラストどっかで見覚えあるなぁと思った方、
そうです。
著者はJT広告『大人たばこ養成講座』の人です。

インパクトのあるタイトルですよね。
思わず手にとってしまいました。
中身をパラパラとみてみると絵本のよう。

死ぬ瞬間の前書き部分を拡大して絵をつけたもの。
死を真剣に考えることは、必ずしも深刻な顔をすることではない。
普通の顔をして読める「死の本」が作りたかった。

というように、
死に関することを筆者の目線でイラスト化されている。
ポップなタッチの絵なので、抵抗なく読める。

$サイナルクンナ!-死にカタログ - もくじ
もくじはこんな感じ。

「死のカタチ」という章では、
国や宗教、時代によって様々な死のカタチが紹介されている。


マツコ・デラックスが「自分が死んだら"鳥葬"にしてほしい」とテレビで言っていたのを思い出した。
『鳥葬』とは
今でもチベットの一部で行われている、遺体を鳥についばませて、
鳥に乗って天に導かれるというもの。輪廻転生が信じられていて、
ついばまれた遺体は自然に還るという考え方。

想像してみたけど、結構グロい。


ジプシーたちの中では『いなかったことになる』らしい。
その人の死後は、遺品も残さないし思い出すこともしない。
元からいなかったものとしてせいかつするなんて。
日本とは間逆の発想だよなぁ。


日本人は約8割が病院で最期を迎えるらしい。
そうなんだろうと思いつつ、やっぱり不自然な気がする。

私は死んだら、遺骨を海にまいてほしいなぁ。
沖縄の。一部じゃなくて、できれば全部。

まぁ、まぁ。
考えるきっかけになった、いい本だな。