図書館で気になって借りた一冊。
死にカタログ/寄藤 文平

¥1,575
Amazon.co.jpこのイラストどっかで見覚えあるなぁと思った方、
そうです。
著者は
JT広告『大人たばこ養成講座』の人です。
インパクトのあるタイトルですよね。
思わず手にとってしまいました。
中身をパラパラとみてみると絵本のよう。
死ぬ瞬間の前書き部分を拡大して絵をつけたもの。
死を真剣に考えることは、必ずしも深刻な顔をすることではない。
普通の顔をして読める「死の本」が作りたかった。
というように、
死に関することを筆者の目線でイラスト化されている。
ポップなタッチの絵なので、抵抗なく読める。

もくじはこんな感じ。
「死のカタチ」という章では、
国や宗教、時代によって様々な死のカタチが紹介されている。
マツコ・デラックスが「自分が死んだら"鳥葬"にしてほしい」とテレビで言っていたのを思い出した。
『鳥葬』とは
今でもチベットの一部で行われている、遺体を鳥についばませて、
鳥に乗って天に導かれるというもの。輪廻転生が信じられていて、
ついばまれた遺体は自然に還るという考え方。
想像してみたけど、結構グロい。
ジプシーたちの中では『いなかったことになる』らしい。
その人の死後は、遺品も残さないし思い出すこともしない。
元からいなかったものとしてせいかつするなんて。
日本とは間逆の発想だよなぁ。
日本人は約8割が病院で最期を迎えるらしい。
そうなんだろうと思いつつ、やっぱり不自然な気がする。
私は死んだら、遺骨を海にまいてほしいなぁ。
沖縄の。一部じゃなくて、できれば全部。
まぁ、まぁ。
考えるきっかけになった、いい本だな。