入院する前に、事前に調べましたが、これといって何が正しいのかよく分からなかった。受け取る人/病院もあるし、何が何でも受け取らないってところもある。
私の病院では、他の入院患者さんやお見舞いのご家族が、差し入れを持ってきて、受取拒否されているのを見たし、(でも、人目につかないところであれば受け取るって話もある)中途半端な事をするのもなぁと思っていた。隣の患者さんが、先生と話している声が聞こえて、受け取れません!ってちょっと押し問答的になっているのも聞いちゃったし、答えはないものだと思って、一切何もしない事にした。
まだ入院中の患者友達に、退院時に何持ってったか聞かれて、何もしてないって話をした。実際にいざ退院となると当の本人の私テンパちゃってたし。
割と義理堅い方だし、病院の皆さんには感謝の念しかないけど、やっぱりなんもしなかったってのは気が引けてきた。
もちろん元気に回復して戻ってこないってのが一番なんて、ナイーブな事も言えるけど。気にだり出した。
実は退院する前に、自主トレ用に持ち込んだグッツをリハセンターにあげてきちゃおうかと思っていた。ジムに行けば同じ道具あるしな、療法士さんに借りたゴムは切っちゃったし、数も足らないみたいだったから。でも、アマゾンで買った安物で、自前で買ったやつですら切っちゃったしたくらいだから、ちゃんとしたメーカーの奴じゃないと迷惑かもだし、とにかくなんも受け取らないって話だったからやめといた。
ってなわけで、改めて調べたり、日本で結構大きな病院に勤めている友達に相談したりして、たどり着いたのは、
寄付
という方法だ。
医者の友達曰く、絶対に個人的には受け取らないし、断って、相手の気分を害すのも気がひける。病院に寄付っていうのは良いのではないかと。
結構多くの病院が普通に寄付を募っているもんだっていう事も分かった。
先生にもよるんだろうけど、回復しましたって、手紙をもらうのも気持ちが伝わって嬉しいらしい。
前にも書いたけど、日本での医療費って安いと思う。いや、言い方を変えよう。マーケティング理論的にいうと、人は物やサービスに対し、価格が自分が感じる価値(precived value) が合えば買う、サービス受ける、そしてそれに満足するわけなんだけど。私が受けた医療内容に対して私が感じている価値と実際に払った金額が釣り合わないと感じているという点だ。しかも保険の負担って税金だし。
社会保障で追加保障で戻ってくるお金(付加金)もある。私が長年?払い込んできた社会保険料があるわけだから、もちろんもらう権利はあるし、受け取る事に後ろめたさも感じる必要はない。でも、支払済額でも釣り合わないって感じているし、なんかモヤっとするよなって。それじゃーその一部を寄付すればいいんじゃないかと思った。もちろん多少の余裕があるからそんな事言えるんだけど、かと言って裕福なわけでも無いし、だから多額な寄付ができるわけでも無い。ちょっと余裕のある小市民が出来ることは、リハビリセンターの患者さんに貸し出し用のトレーニンググッズの数を数点増やすか、ガタついている貸し出し車椅子を新調するとか位の額だけど、患者の立場でお借りして助かった物品に使ってもらえたら、なお嬉しいしな。使用用途は言及できないかもだけど。
主治医ほか先生方、看護科、療法士さん宛で手紙書いて、素直に自分が受けた医療に満足していること、関係した全ての人に感謝していること、少額だけど、リハビリの小物や車椅子なんかに使ってくれたら嬉しいこと、元気に過ごしている事を伝えたら良いのかな。
早く付加金返ってこないかな〜