記憶の粒子 昔より綺麗だ と 馬鹿みたいにあなたが言って そんな訳ないわ と わたしが苦笑する構図 何枚写メを撮っても 写り込まないのだけれど 二人の間には 言葉が 本当に存在していて 例えば、お互いの半径数十センチが 重なり合うあたりに その粒子は漂っていて 確実に どこかに降り積もってる 呼びあった名前も 冗談も 憎まれ口も 悩みの告白も 叱咤も 疑問も その答えも 今までの分と これからの分も きっと全部 だから いつかあなたが わたしの顔を忘れたとしても 許してあげる