これは私の主観的なものなので、他のファンの方はどう感じているかは判りませんが、
東京女子流の新井ひとみの歌唱力が昨年(2020年)にかなり向上したと感じています。
歌手であるからには歌唱力が上がるのは良い事であり、
同じ曲を歌っても、歌の印象が良くなります。
グループにおいても、メンバーの歌唱力UPによって、歌の魅力が増します。
歌唱力向上の効果が良く表れるのが、曲の歌い出し部分。
歌い出しで”歌が上手い”と感じれは全体の評価が上がります。
東京女子流においても、
楽曲の歌い出しが新井ひとみのソロ・パートで始まる曲は、歌の魅力が上がったように感じます。
新井ひとみ効果で、以前聴いたときより魅力と感じた楽曲も多いです。
例えば、
「white snow」
どちらかと言えばダンス曲のイメージが強かったですが、歌の魅力が上がりました。
そして、当然バラード系の楽曲は、歌唱力を要求されるので、以前に比べて良くなりました。
「ラスト・ロマンス」、「predawn」
個人的には「predawn」が凄く良い感じです。
歌では、最初の歌い出しは非常に重要です。
グループの場合、その歌い出しを誰が歌うかが重要になります。
一般的に、デビュー初期の頃は、メンバーの歌唱力が低いので全員で歌う事が多いですが、
メンバーの歌唱力が上がると、歌唱力の高いメンバーで歌い出しをソロ・パート構成にします。
楽曲のイメージにもよりますが、全員で歌い出すより、ソロ・パートの方が歌の印象が強くなります。
東京女子流の場合も同様に
デビュー初期の楽曲は全員で歌い出すことが多く、徐々に、ソロで担当するようになります。
歌い出しのソロ・パートを担当するメンバーは、歌唱力評価が高いメンバーであり、
東京女子流では、新井ひとみと中江友梨がソロ担当の比率が高いので、
この2人が、グループ内で、歌唱力評価の高いメンバーだと考えてよいでしょう。
そして、最近の楽曲では、
「光るよ」、「薔薇の緊縛」、「キミニヲクル」、「Hello Goodby」
すべて、歌い出しは新井ひとみが担当しています。
音楽プロデューサーが新井ひとみの歌唱力を高く評価していることは間違いないと思います。
そんな訳で、新井ひとみの歌唱力UPは、東京女子流にとって良い方向であることは間違いないのですが、
問題もあります。
それは歌の能力格差の問題
グループ内の評価ではなく、歌唱力の差は、実際の歌として問題を生みます。
歌の構成として、ソロ・パートを組み合わせる場合、
歌唱力の差が大きいと、上手いメンバーの歌の後の”下手さ”が目立ってしまい、歌の評価が下がってしまいます。
もし全体的に歌唱力が低いならメンバーの差が少ない分、この問題は発生しません。
現状では、新井ひとみの歌唱力が上がった分、相対的に他のメンバーの歌唱力が下がったように感じるため、
新井ひとみのソロ・パートの後を歌うメンバーは注意が必要です。
他のメンバーも歌唱力UPすれば問題ないところですが、
少なくとも、自分のパートの歌い出しの1音目はしっかりと発声して欲しいです。
1音目が良く聞こえないと、歌の繋がりが悪くなり評価を下げてしまいます。
実際に、最近はソロ・パートの繋がりが悪く感じることが増えたように思えます。
いろいろ書いていますが、東京女子流の歌に関して、ファンの人はどのように感じているのでしょうかね?
私だけが問題だと感じているのでしょうか?
気になります・・・。