先週(9/24~9/29)の夏ドラマの視聴率です。
大河ドラマ「光る君へ」の第37回の視聴率は10.7%(36回は10.5%)でした。
朝ドラ「虎に翼」の最終回の視聴率は18.7%でした。
全体の平均視聴率は16.8%で、2022年以降最高視聴率でした。
「虎に翼」の感想については「虎に翼」が終わりましたを参照下さい。
●「GO HOME~警視庁身元不明人相談室~」 最終回
最終回視聴率5.3%、平均視聴率5.9%
最終章を除いて1話完結的で見やすいドラマでした。視聴率的にはもっといってもいいように思いましたが、人気が出ませんでした。
ドラマでは小芝風花さんが演じる三田桜が25歳、大島優子さんの月本真(まこと)が35歳、10歳違いだが同期という設定。実年齢差は8歳(9学年)違い。
とても仲良しで、同期だからタメ口で、職場でもいつもどうでもいいことを喋り続けていて、それを見守るのは楽しかった。
「身元不明人相談室」というのは、実際に警視庁にある部署。やっていることは同じかどうかはわかりません。
ただ小芝風花さんが自殺をするようなキャラに見えないんですよね。
●「マル秘の密子さん」 最終回
最終回視聴率4.5%、平均視聴率4.6%
このようなミステリー系のドラマのあるあるをそのままいったドラマです。
犯人と目される人間の裏に本当の犯人がいて、最後は誰かを庇って刺されて・・・でも死んでいない。ただ本当の犯人を当てた人は結構多かったのではないでしょうか?ミステリーのセオリー通りの犯人だったように思います。
脚本家は4人いてそれぞれに分担して書かれていて、メインは丑尾健太郎さんのようであるが、統一がとれていない。今回の失敗の原因は脚本が悪すぎました。
凡中の凡のドラマでした。やはり、福原遥さんの無駄使いで終わっただけでした。
●「素晴らしき哉、先生!」
第7話の視聴率は3.1%でした。
突然先生らしいいいドラマになってきました。
生徒思いのいい先生を、妊娠しているりお先生(生田絵梨花)が演じます。
中絶をやめて、産むことを決断しましたが、PTAがだまっていないでしょうね。
でも生徒たちがなんとかしてくれそうな感じです。
視聴率はもっと取れてもいいドラマだと思います。
次週もう最終回のようです。
●「母の待つ里」
NHKBSで2夜全4話で放送されたドラマです。
冷凍食品会社の社長になった、中井貴一さん扮する松永。認知症の親を看取った松嶋菜々子さん扮する女医の古賀、そして、会社を定年になった途端に、離婚と退職金の半分を、妻に求められた佐々木蔵之介さん扮する室田。
社会人としては成功しているが、それぞれが人に言えない孤独を抱えて苦しんでいる。それを癒すために架空の故郷と母を求めて、とある里に行く。そこには自分専用の架空の故郷が存在する。
ドラマはどこか違和感を感じながらスタートする。
途中で、あぁそうゆうことかと違和感の謎が解けていく。
村全体が、”テーマパーク”のようになっている。客は自分1人だけ。
ところが架空の母が亡くなることにより、本当の自分と、自分にとって何が一番大切なのかを認識することになる。母を演じた宮本信子さんの存在感がすごいというか驚きの連続です。
見終わった後の気持ちが言葉には表せないような感じで、少なくとも心は温かくなったし、人との関りも大切にしたいと思いました。
2024年今年見たドラマの中では一番です。「舟を編む 〜私、辞書つくります〜」と悩むところです。
