(全て1ドル160円換算で書きます。現在は155円です)
今週7月26日(金)からパリオリンピックが始まります。

競技開始日に合わせて続々と選手関係者が移動中です。

移動に使う飛行機のグレードは?

JOCから出るのはエコノミークラスの料金です。
金のある競技団体や個人はビジネスやファーストにグレードアップして行きます。
ゴルフの松山プロは当然プライベートジェットです。

パリオリンピックは自然に優しい選手村のためエアコンがついていない。日本の宿泊施設には自費で簡易エアコンを設置しているそうです。最近のパリは40度を超えることもあるそうです。

放送権料ですが、北京冬季五輪と合わせて440億円。
NHKと民放で7:3の費用負担です。

メダリストへの報奨金です。
【オリンピック競技大会】(JOCから支給)
 金:500万円 
 銀:200万円
 銅:100万円
【パラリンピック競技大会】(JPSAから支給)
 金:300万円
 銀:200万円
 銅:100万円

(世界では、最も待遇のいい国はシンガポールです。金メダルで73万7000ドル(約1億1800万円)支給されます。

ただ、人によっては韓国の兵役免除のほうが好待遇と感じる人がいるのかもしれません。)

これ以外に各競技団体から報奨金がでます。
高いところでいえば、
【ゴルフ】金:2,000万円、銀:1,000万円、銅:600万円
【卓球】金:1,000万円、【バドミントン】金:1,000万円

その他
【陸上】金:300万円、銀:200万円、銅:100万円
【体操】金:50万円、銀:30万円、銅:20万円
【水泳】【柔道】無し

これらの報奨金に対する課税は?

JOC、JPSAから支給されるものは非課税となります。
各競技団体から支給される報奨金については、上記と同額を限度として非課税となります。
つまり金メダリストは合わせて1,000万円まで非課税となります。

これ以外にも所属会社や団体から出る報奨金や、陸上は国際陸連(WA)から金は5万ドル(800万円)でますが、これらは課税対象となります。

話は変わりますが、いつも理解に苦しむのは、選手村でのコンドーム配布です。
パリ五輪では男性用コンドーム20万個、女性用コンドーム2万個、デンタルダム1万個が無料配布されます。
2016年リオデジャネイロ五輪では、五輪史上最多の45万個のコンドームが配られました。
東京五輪では16万個用意されましたが、コロナにより接触禁止だったため、帰国時に配布されました。
これって必要なんですか? 選手関係者は何をしにパリにいくのですか?

 

スポーツとお金の話(その1)