「セクシー田中さん」問題がなかなか収まりません。

そんな中、日テレのチーフプロデューサー三上絵里子さんが再度小学館とタッグを組んだドラマ「たーたん」の制作中止が発表されました。

三上絵里子さん、以前にも問題を起こしていたようです。

2008年に放送された日テレの連ドラ「おせん」。
原作とのあまりの違いにショックを受けたきくち正太さんが漫画が書けなくなり連載中の『イブニング』の連載が休載になったそうです。プロデューサーは三上さんですが、脚本家は「光る君へ」を書いている大石静さんでした。

裁判になったドラマの改変もあります。

2012年NHK BSプレミアムで長澤まさみさん主演、原作が辻村深月さんの小説『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』(講談社)のドラマが「脚本が原作と違いすぎる」と撮影直前に映像化許諾の白紙撤回を原作者と講談社が申し出て、放送中止になりました。
これに対してNHKは講談社に対し、約5982万円の損害賠償を求める民事裁判を東京地方裁判所に提起しましたが、訴えが棄却されています。

最近の騒動では一番株を落としたのは伊藤英明さんではないでしょうか?
フジテレビのドラマおよび映画化された「海猿」です。
原作者の佐藤秀峰さんのSNSの投稿に対してボケをかまし、さらに赤っ恥をかきました。
このドラマは最初2002年にNHKでドラマ化されました。その後2004年にフジテレビでドラマ化および映画化され大ヒットしました。
しかし、その後はご存じのように改変などに抗議して原作者の佐藤秀峰さんはフジテレビに絶縁宣言し、再放送や再上映が出来なくなりました。


ちょっと変わった話もあります。

「のだめカンタービレ」です。

これは最初TBSが2006年にドラマ化の権利を得て、上野樹里さんと岡田准一さん主演による制作発表までされましたが、ジャニーズ事務所(当時)のゴリ押しで主題歌はV6に、主演も岡田准一さんに大幅改変されたため、原作者の二ノ宮知子さんがNGを出しました。
TBSは大慌てで即興で埋め合わせのドラマを作りました。それが井上真央さんと嵐の松本潤さんの「花より男子」です。なんとこれが大ヒットしました。

「のだめ」のその後はご存じのように、フジテレビが原作者を口説いて再ドラマ化して大ヒットしました。


逆のケースもあります。非難されたのが原作者のケースです。

2022年の日テレの「霊媒探偵・城塚翡翠」です。清原果耶さん主演のドラマです。
作家の相沢沙呼さんの小説「城塚翡翠シリーズ」が原作ですが、あまりの口出しの多さに大御所脚本家の黒岩勉さんが降板してしまいました。
その後も原作者のわがままがとまらず5話で最終回を迎え、その後5話は犯罪から入る倒叙集という続編を放送しました。
しかし、途中で清原果耶さんが演技ができなくなったなどで、特別編を放送せざるを得なくなったなど大混乱しました。
清原果耶さんはその後のテレビドラマへの出演はありません。


ネットで検索するとこれ以外にもたくさんあります。
一部題名だけ上げます。詳細はネット検索してください。

・「いいひと。」(フジテレビ)草なぎ剛さん主演

・「生徒諸君!」(テレ朝)堀北真希さん主演

・「八神くんの家庭の事情」(テレ朝)国分太一さん主演

・「orange」東宝映画 土屋太鳳さんと山崎賢人さん主演

・「ワタリ」東映 

・「ゴルゴ13」東映 高倉健さん主演

・「YAWARA!」東宝 浅香唯さん主演