今回はとあるYouTuberのお話。


そのYouTuberとは、フィッシャーズ


中学生の同級生たちが集まってできたグループで、現在は6人(そこに撮影・編集スタッフが数人)が所属している。


ぶっちゃけて言おう


彼らの投稿している動画、はっきり言って面白くない!!


いやいや、流石にこれは語弊がある。


クソつまらない……わけでなく、最近は私の好みじゃなくなってきているのだ。




元々、私がフィッシャーズを知ったのは、たまたまオススメに出てきたこの動画だった。



バキにあった14kgの砂糖水を実際に飲み干すというチャレンジ動画。

流石に刃牙みたく1人で飲むわけでなく、6人協力なのだが、この動画は散々笑わせてもらった。


そこからフィッシャーズの動画にハマりにハマり、アスレチックの動画やおもちゃで遊ぶ動画など面白く観ていた。

もちろん当時から私には当たらない動画も少なからずあった。

しかし、最近ではそれが増えている


その理由を考えてみて、彼らがYouTuberとして進化し過ぎて私が望むものでなくなったとそう結論づけた。




フィッシャーズに対して私がずっと感じていたのは、懐かしさだった。

それは、彼らが騒いで馬鹿やってる姿が、小学生や中学生の頃、クラスや学年に必ずいた騒がしい男子グループと同じ匂いがするのだ。

私自身、そこまで活発な方ではなかったため、遠くから彼らの姿を見ていて、少しばかりの嫉妬に近い羨ましさというのを感じていたが、フィッシャーズを見るとまさにそれと同じ感情を抱く。


数人の友人たちと、ある日は外でからだを動かし、またある日は部屋の中で馬鹿やって、そのまたある日は遠くへ遊びに出かけたりして、そういう私にはなかったのを、彼らは中学を卒業しても、これまで持ち続けていたのだ。


それにかつての私は惹かれ、そして今の私は離れようとしている。あの匂いがなくなってきているからだ。




先程、私はフィッシャーズはYouTuberとして進化し過ぎたといった。

大型の動画企画、数多くの企業との案件、オリジナルブランドの設立。

これらは彼らが長い間積み重ねてきた成果であり、下火になりつつあるYouTuber市場から新たなステージへ移るために必要だったことだ。

しかし同時にあの雰囲気が希薄になっていってしまった。

どこにでもいたただの男子グループが、煌びやかなアイドルグループになってしまったのだ。


そこには嫉妬も羨望も共感も殆どない。

まるでテレビでやってるような普通のバラエティ番組を観ているような気持ちになった。